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重力、万有引力、遠心力などのお話

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アインシュタインの特殊相対論。重力はわが国では万有引力という言い方をしますが、これは重力というものをあらわす実にいい言葉です。外国語にはこんな言い方はないと思います。重力はすべてのものがもっている、つまり万有の力なんです。たとえば電気の力であればプラスとマイナスの電気を帯びたものをもってこなければ力は働きませんが、重力はどんなものにも分けへだてなく働いているという意味です。

特殊相対論は一九〇五年に出されるわけですが、一九〇九年あたりからアインシュタインは重力の問題を主に考え始めるんですね。なぜ、重力を考え始めたかと言うと、当時、力として知られているものは電気、磁気の力と重力だけだったわけです。このうち、電気、磁気の力は特殊相対論とはじめからうまく合っていたわけですが、ニュートンの重力の理論が特殊相対論の要請を満たしていないという問題があった。そこで、アインシュタインは相対論の要請に合うよう重力の理論をつくりかえようと作業に入った。

ジェットコースターから誰も落ちないのは

遊園地の回転するジェットコースターから誰も落っこちないのは遠心力で押しつけられているから。あれを考えればよくわかるんですが、慣性力や遠心力はすべてのものに分けへだてなく働いています。重力は電気を帯びていなくても、磁気を帯びていなくてもともかく働く力である。ところが見まわしてみるともう一つそういう万有の力があるんです。電車が動き始めるときや止まるときに感じる力、われわれはそれを慣性力と言っています。さらに、遠心力もあります。

電気を帯びているもの、磁気を帯びているものという特別のものではなく、帽子にも、ハンドバッグにも、眼鏡にもすべてのものに分けへだてなく働いている力です。金物だけに働いてプラスチックには働かない、などということはない。その意味で、慣性力や遠心力は重力と同じ力つまり万有、に働く力と言うことができます。

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