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宇宙

ジェミニ5号の宇宙滞在時間を超える長期間飛行

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ジェミニ4号は、ジェームズ・マクディビット、エドワード・ホワイトの二人を乗せて、わずか二カ月後に打ち上げられた。彼らは四日間飛び続け、飛行初日にホワイトは二十一分間の船外活動を試みた。四日間、正確には九十七時間五十六分という飛行時間は、アメリカが行なったそれ以前のすべての宇宙飛行時間の合計の二倍に匹敵する長さである。だが、それでも月往復に必要な最短航行時間の半分でしかない。

グリソムとヤングは、予定どおり地球を三周して帰還した。ジェミニ3号には初めてコンピュータが搭載され、宇宙ランデブーのための軌道修正計画を行なって、二人の宇宙飛行士はその実験をほぼ完璧にこなしたのである。これはすごいことである。

二カ月半後、ジェミニ5号は八日間という長期滞在、を目標に、ゴードン・クーパーとピート・コンラッドを乗せて打ち上げられた。彼らは宇宙船の主要電源である燃料電池の不調に悩まされながらも、百九十時間五十五分飛び続け、宇宙空間の長期滞在に間が耐え得ることを証明した。

地球をほぼ三周並んで飛行

7号の目的は、5号の宇宙滞在時間を超える長期間飛行であった。すでに十一日間も飛び続けている7号を追って飛び立ったジェミニ6号は、軌道に乗ってから六時間足らずで僚船に追いつき、地球をほぼ三周、並んで飛行した。

ジェミニ6号、7号は六五年十二月に相次いで打ち上げられたが、先に飛んだのは7号であった。6号は当初、宇宙空間でのランデブーとドッキングを目的に十月に打ち上げられる予定だった。ところが目標とするアジェナ標的衛星が軌道に乗らず、スケジュールを大幅に変更して、アジェナ衛星のかわりにジェミニ7号を標的にすることにした。

ドッキングするまでにはいかなかったが、両宇宙船は何度か、一メートルほどの距離まで接近することに成功している。ウォルター・シラーとトーマス・スタフォードが乗ったジェミニ6号が任務を終えて帰還した後も、7号は三日間飛び続けた。そしてちょうどクリスマスの日に地球に戻ったとき、その飛行時間は十四日間、実に三百三十時間三十五分に達していた。

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