雑学まとめ

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心理学

憎悪が募るにつれ、なぜか相手への敬意も募ってきた

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スミルノーフがいきなり声をあげる。「これぞ女だこれなら理解できる!ほんものの女だ泣きごともいわず、めそめそすることもない。まるで火の玉、ロケット、火薬だしかし、こんな女を殺さなくてはならぬとは」彼はすぐさま永遠の愛を誓い、妻になってくれと彼女に申し出る。

「もおおおお」彼女がつばを飛ばした。「腹が立ってからだが震えてきた彼の感情の爆発に彼女も怒り心頭に発し、ふたりはたがいに侮蔑の言葉を投げつけはじめる。やがて彼が決闘を申し出る。彼の脳天に穴を開けてやりたくてたまなくなった女性は、亡夫のピストルを取りだし、ふたりはたがいに銃口を向ける。ところが憎悪が募るにつれ、なぜか相手への敬意も募ってきた。そして、惹かれ合う心も。

彼女の召使いたちが女主人を守ろうと斧や熊手を手に客間に駆けつけたところ、目の前の光景に思わずつんのめってしまうーふたりは激しい抱擁の最中だったのだから。

ロミオとジュリエット

欧米社会でこの手の物語といえば、当然ながらシェークスピアの悲劇、ロミオとジュリエットがいちばん有名だ。一六世紀のヴェローナを舞台にしたこの作品に登場するふたりの若者は、モンタギュー家とキャピュレット家という、どちらも有力な一族の苦々しい確執のなかにとらわれてしまう。

逆境と燃えさかる恋心とを結びつける奇妙な関係は、世界中のすばらしい伝説に登場する幸薄き恋人たちに共通している。なんらかの困難に背中を押された恋人たちは、さらに激しく恋の炎を燃やす。

ロミオはモンタギュー家の人間で、ジュリエットはキャピュレット家の娘。それでもロミオは、ある晩警会の席でジュリエットを目にした瞬間、恋に落ち、こう叫ぶ。「あの人は、たいまつを明るく燃やすことのできる人。いままで、この心が恋をしたことがあるのだろうか?誓ってないといえ、わが目よ今害まで、まことの美を見たことがなかったのだから」。ジュリエットもまた、キューピッドの矢に心を射抜かれたのだった。

-心理学

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