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宇宙

人類が宇宙へ進出しなければならない理由

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人類は宇宙へ飛び立たなければならない必然的な理由を持っている。自らの存在証明を賭けた理由が。フォン・ブラウンは言っている。

「われわれが明日の旅行でもとめているものは、実にこの地球上におけるわれわれの未来を開く鍵であります。われわれは人間の心をますます拡大しているのであります。それは、この良き地球の表面を席巻し、すべての人間の思想の中に侵入していく新しい元素を生み出すでありましょう」。

「もしもわれわれの意図が、ただ月の砂利の穴から一握りの土と石を持ちかえるだけで、あとは全部忘れてしまうということであったとしたら、それこそわれわれは、歴史上最大の大馬鹿者となりましょう。だが、今日われわれが意図しているものは、そんなものではありません」。そうフォン・ブラウンは語っている。

直径一千キロに及ぶ巨大なものから、岩石に刻まれた鉛筆の先ほどの小さなものまで、月の表面を容赦なく傷つけた無数のクレーターが意味することは何なのか。科学者たちは月面の写真をつぶさに眺めながら、その謎の深さに、彼女への想いをまた新たにしたはずである。しかしながら、人類の月への旅がわれわれにもたらしたものは、こうした科学的成果だけではない。

もし月の写真や岩石が必要なのであれば

アポロが撮ったさまざまな月のポートレイトは、科学者たちを喜ばせた。月の陸(高地)と海(低地)とでは単位面積あたりのクレーターの数が二十倍も異なり(陸のほうが多い)、それは彼女の非常に若い頃の歴史を雄弁に物語っていた。

もし月の写真や岩石が必要なのであれば、わざわざ人間が宇宙船に乗って出かけて行くまでもなかろう。無人の探査機を飛ばして月の写真を撮り、月の岩石を採集すれば済むことである。

だが人類は、たとえ宇宙探査機の性能がいかに優っていたとしても、最初から最後まで宇宙探査の仕事を機械だけに任せたりはしないだろう。それが可能であるかぎり、必ず人類自らが乗り出して行くはずである。どれだけ進化してもである。

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