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心理学

自己実現は自己実現の極致

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自己超越は、自己実現の極致だといってもよいと思いますが、そこには、個人的自己にこだわらずに他者・外界へ開かれていくというニュアンスと、無我すなわち自我の体制をもこえるというニュアンスが含まれていました。この両者を厳密に分けて考えることは不可能で、とくに今のべた自己超越の体験では、両者が不可分だった。

体験の具体的な姿は、人によってかなり違っていますし、東洋と西洋、教とキリスト激、さらには他の宗教や、無宗教者の場合で、かなりの違いをみせています。しかし自己超越という観点からは、西洋でも東洋でも、どの宗教でも非宗教者でも、共通した相をもっているというべき。

社会的な開かれにおいては、自我の体制は保たれながら、それが共同存在に向かって開かれていく、つまり現実的工夫や意識は否定されず、ただそれが個我をこえて共同我のようなものに向かっていくニュアンスがあった。この自我が、いかに個我をこえて共同我に向かえるかが中心でした。

理想的な社会体制の中で

いかに理想的な社会体制の中で、理想的な自我で作られても、それが現実生活に適応するための自我が体制であるかぎりは、どこかでは古く因襲的になり、たえず新しい矛盾を内包し、したがって変革されていく必然性をもちます。つまり現実の社会生活の中での自己実現は、どうしても自我の体制に依存せざるをえないので、永久に「これでよい」ということにはならない。

いかに無我の自己超越がすばらしかろうと、現実の社会生活は、それなりの意識や自我なしには成り立たないので、現実社会における人生論としては、共同存在意識をたずねるほかはない。無我の過程とまったく切り離すことはできない。事実自我を前提とした社会的開かれだけを念頭においていると、自己実現や自己超越の自然性や、概念規定をこえる面を見失って、再び合理主義による迷妄に陥りやすい。徹底していえば、自我の体制そのものが、そもそも無心に反するのですから、基本的にいえば、人間生活がそもそも基本的に迷妄を含んでいるのです。

-心理学

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