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心理学

自己制限の心理

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回避心理と区別しなければならない心理がある。「自己制限の心理」である。自己制限の心理というのは、自分から不得意なものや苦手なものを行なうことをやめてしまう心理である。回避心理や場面恐怖の場合には、そこに行かなければいけないと思いながら行けなかったり、その人とつき合えなかったりする、そういう不全感や劣等感がつきまとう。

ノーさんは周りから取っつきにくい人だと言われる。何かを頼んでも妙に冷たく「それは私にはちょっと向きませんね」とか、「それは私、できないんですよ」とはっきり言う。しかし、引き受けたことはきちんとやる。長い間ノーさんとつき合っていると、ノーさんはノーはノー、イエスはイエスとはっきりしているから、彼の言うことを正直に信用していれば、「引き受けたことはちゃんとやってくれるよ」といった見方も生まれる。

米国の大学は授業そのものが学生側からの質問や教師との討論に多くの時間を費やす。むしろこの発言の頻度や質が、採点評価の重要な部分を占める。ところが、日本ではなかなか米国のようにはいかない。

こちらから名指しをすると

こちらから名指しをすると、結構よい質問や答を用意しているのに、自分から手を挙げて、我も我もと自己主張することはしない。何かみんなとちがったことを言うのではないか、みんなからどう思われるかがまず心配になってしまう。質問や発言がうまくいかなくなるのが恥ずかしいからだ。

自己制限の心理は、最初はそれが苦手だったり、その場面がこわかったりするのかもしれないが、自分のほうから、そのことはもう自分にはかかわりのないことだとか、できないことだ、それをむしろやらないのが自分の個性なのだ、というふうに居直る心理でもある。実は子供の心の発達の中にも、この自己制限の心理が常に働いている。

初めは何でもできるようになりたいとだれも思っているのだが、そのうちに、このことは得意、このことは苦手、この場面は自分に適しているが、この場面は不向きということがわかるようになる。この場合には、その苦手なことができなくても、その場面に行けなくても、それはそれなりに自分の中では筋が通った自分のあり方をもつようになるのである。

-心理学

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