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自動車が小型化する理由-ヨーロッパの炭素税など

投稿日:2014年11月7日 更新日:

1キロ当たり120gいうと、燃費に換算してリッター28キロとなり、90gではリッター33キロとなるが、過去にECの環境委員会は、ヨーロッパの自動車工業会に対して、1キロ走ったときのCO2排出量を120g、2010年前後には90gにしてほしいと要望していた。140gで勘弁してくれとヨーロッパ自動車工業会は交渉していたのだが、これとてリッター24キロである。

リッター2キロも走らない大型RVでオートキャンプを楽しんでいる向きには、なんとも現実ばなれした話に聞こえるかもしれないが、現実ばなれしているのは、むしろリッター2キロの燃費なのだ。この数値を超えてもペナルティーはないともいわれているが、そう甘くはない。ペナルティーはないかもしれないが、CO2の排出量に応じた炭素税がかかることは、どのメーカーも善している。燃費が悪くては、そのクルマの売れ行きは激減するのだ。

小型になるほど、衝突の際にエンジンが車室に飛び込んでくることを防ぐ空間が小さくなる。たとえば、メルセデスAクラスでは、エンジンを思いきって前傾させ、衝突時に車下部に落下させる。そのために、全高が通常のエンジンの2倍ほどもある、まったく新しい形に設計している。衝突安全の発想の転換といえば、小型車ではエンジンをどうするかが、大いに論議となろう。

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そんなことまでして何で小型にするの?

また、まったく新しい交通形態として発表されたホンダのICVSを形成するシティパルと呼ばれる2人乗りのEVは、街突の際にモーターが二重底のフレームにはまり込む設計だ。その結果、世界でもっともオーバーハングと呼ばれる前車軸よりも前のボディ部分の短いクルマになったそうである。モーターがエンジンの3分のーほどの大きさで済むために、こうした大胆な設計が可能になったと、EVの担当者は自慢していた。

あるいは、スウオッチとの共同開発になるスマートでは、全長が2.5mと極端に短いのだが、衝突安全を確保するためにRRとしている。つまり、ポルシェ911のようにエンジンを前に置かず、後車軸の後方に置いている。

そんなことまでして何で小型にするのと疑問に思うかもしれないが、じつは、そんなことまでしないと、ヨーロッパでは炭素税でクルマが売れなくなってしまうからなのだ。

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