雑学まとめ

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心理学

自分のことで心がいっぱい

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彼女は「もう一度自分とやっていこう」とバトラーに語りかけるのだが、そのときにスカーレットには、レット・バトラーがどんなに自分とアシュレーのことで傷ついているのか、あるいは怒っているのかについての思いやりや共感はまったくない。

周りの人々の悲しみに対する共感とか思いやりなどというものは、まったくなくなっている。ただ、自分のことで心がいっぱいである。しかし、レット・バトラーは、自分の妻スカーレットがアシュレーをかき抱き、アシュレーを慰めているその姿を見ているうちに、「ああ、やっばり彼女が本当に愛しているのはアシュレーで、自分ではないのだな」ということに気づいて、スカーレットを心の中で失う。そして離婚の決意を告げて去っていく。

自分の感情ばかりバトラーに訴えている。「もうそれは遅い。君はどうしてそんなに子供なの」と、バトラーは現金で自分勝手なスカーレットに、ややあわれみの表情を向けて決然と立ち去って行く。まさにここで、この映画の題名「風と共に去りぬ」そのままに、スカーレットの愛の対象のすべてが風とともに去ってしまう。

かわいかったり無邪気だったり

自分が、かわいかったり、無邪気だったり、美しかったりすることで、当然相手は、そうした自分を受け入れてくれるものだという思い込みがそれまでは通用していた。しかし、大人の気持ちで可隣な彼女を支えていた夫バトラーも、最後には愛想が尽きてしまった。

スカーレットは、夫バトラーに、「どうしてそんなに子供なの」と言われるような美しい可隣さを持っている。この可隣さの中には、日本風に言えば、無邪気さとか甘えがある。それはまったく自分本位のものである。

しかし、この映画は、それでもなおスカーレットに新たな活力を与える。「やはり人間は一人独立して生きていくべきものなのだ。頼るのは自分しかない」という気概をもって雄々しく立ち上がるスカーレット。タラのテーマの流れる雄大なラストシーンの中で、この再生するスカーレットがクローズアップされる。すべてが風とともに去った。しかし、彼女は屈することなく、再び立ち上がるのだった。

-心理学

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