雑学

自分の声を録音して聞くと変に聞こえるのは何故?

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自分の声を録音して聞くと変に聞こえるのは何故?

自分の声を録音して聞くと変に聞こえるのは何故だろうか?私達は普段自分で喋っているときの声を何気なく聞いており、それを自分の声だと認識できる。しかし録音された自分の声は、自分が知っている声とはまったく別人に聞こえる。これはなぜだろうか。自分の声帯を振動させて口から出した声による空気の振動は、他人の声を聞くことと同様に自分の耳から入って自分の鼓膜を振動させる。一方、自分の声帯の振動はその周囲の組織に伝えられ、さらに頭蓋骨を経て内耳に到達して音としての認識が大脳に伝えられる。

この仕組みを骨伝導という。したがって、自分の声を自分で聞いているときは、前述した耳から入る空気を伝わった声と、骨伝導による声とが混ざりあって、自分独自の声として感じているのだ。しかし録音された自分の声は、空気伝導による声のみを再生しているので、自分の声が別人のように聞こえてくるのである。また、自分独自の声は、体の器官に充満する体液をとおって来た内なる声ということもできる。

声帯音の振動の一部は、空気を通って発せられる。この部分が他人に聞かれる声で、留守番電話などに録音されるものだ。しかし振動の他の部分は、体液や骨を伝わって脳に届く。中耳や内耳は頭蓋骨の内部にあるが、ここは人間の骨のなかでももっとも硬い部分である。内耳には液体が詰まっており、中耳には空気が入っている。これらが常にお互いを押している。そして喉頭にも軟組織に包まれた液体が詰まっているのである。

試しに水中で声を発してみるといい。自分の声も他人の声も、別人の声に聞こえるはずだ。このように声の伝導の差異によって、他人に聞こえる声と自分で聞こえる声のトーンのちがいが説明できるのである。

鼻水は体のどの部分に溜められているのか

カゼをひいたときなどに鼻からたれてくる鼻水。いったいこの鼻水は体のどの部分に溜まっているのだろうか。正確にいうと、鼻水が溜まっているところはない。排出前の尿が一時的に溜められる膀胱のような、鼻水専用のタンクがあるわけではないのだ。鼻水の秘密は鼻腔にある。鼻腔とは鼻の穴のすぐ内側から奥に向かって広がっている空間で、中央の仕切りによって左右に分かれている。

そして鼻腔を覆う粘膜上皮には、粘液を分泌する細胞がある。この粘膜はかなり厚く、その中に粘性の低い液体や粘液を分泌する多数の鼻眼がある。また、鼻眼のまわりには多くの毛細血管があり、分泌物が多いときにはただちにその材料が供給される仕組みになっている。鼻風邪をひくとこの供給や分泌のシステムがフル稼動するために、大量の鼻水がつくられるのだ。

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