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自分の呼び方を「わたくし」に変えたことによる素晴らしい効果

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あるとき、全国からさまざまな職場の女性が集まっての研修会に、講師として呼ばれました、というある専門家の方。年齢は二十五歳前後の人が多く、七十人のうち、約二十人は既婚者でした。初日と最終日に担当だったのですが、初日に私はこの研修期間中だけでよいから、「わたくし」を励行するように約束しました。

どうやら言葉が人をつくり、その人がまた言葉をつくるようだという結論を皆で話し合ったとのこと。最終日に「わたくし」が言えたかどうかを聞いたところ、とにかく難しいがやってみた、その結果、一週間なので言葉がよくなったかどうかはわからないが、気がついたら皆お行儀がよくなったのと、はじめのうちは話したがらなかった地方説のひどい人達が、「わたくし」の練習をかねて、積極的に話すようになったとのことでした。

それから一年半ほどたったころ、そのグループのひとり、青森県の女性から手紙を受けとりました。彼女はその後も「わたくし」を実践していたそうですが、最近彼女はその会社ではじめての女性係長になったとのことでした。そして係長になった時の上役の言い分は、あなたはものごとをはっきり言えるから信頼しているとのことだったので自分はあまりそんな性格ではないのだがと考えましたが、気がついてみると、その職場で彼女ひとりが、「わたくし」と言っていることが、いつとはなしに、他の人の敬意を集めていたらしいとのことでした、とある専門家は語っています。

「わたくし」と言おうと思っても

自分では「わたくし」と言おうと思っても、周囲が白い目で見ることもありますし、「わたくし」の発音が「わだぐし」「わだくす」になってしまう地方もあります。東北や北陸、山陰、南九州では、都市でもなかなか「わたくし」と言いにくいと思います。農山漁村ではかなりの勇気が必要です。

そのなかで「わたくし」を押し通すのは難しいのですが、もし言葉をよくしようと思ったら、「わたくし」を敢行してください。すべてはこの第一人称から出発するのです。

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