雑学

座産-できるだけ苦痛なく産めるという方法

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トイレットペーパーの歴史

座産-できるだけ苦痛なく産めるという方法

お産と言えば、女性にとっては一大事業と言えなくもないが、できるだけ苦痛なくということは母子ともに健全な出産ができるように、様々な方法が試みられている。ニューヨークの一流病院では、座産が増えている。これは椅子に腰をかけてお産をするもので、仰向けに寝て行うよりも、下腹部に力を入れやすく合理的なのだ。実際、仰向けに寝て出産する方法では平均98分もかかるのに、座産ではわずか30分で無事出産にいたるという。

面白いことには、この脚光を浴びつつある座産が、昔の文献に数多く見られるのだ。アフリカでは産婦が両側から支えられて立ったままお産をしている。また日本では柱につかまって出産している絵巻などもあり、昔は座産や立産が主流だったことがうかがわれる。

では、それがいつから仰向けになってお産をするようになってしまったのか。イギリスのシェイラ・キッチンガー博士によると、ヨーロッパで仰向けの姿勢で分娩が始まったのは、ルイ十四世の時だとされる。人類の歴史から言えば、新しいものなのだ。産婦の苦痛を和らげるために考えだされた分娩法が、反対に苦痛を強めていたとは何とも皮肉な話しである。

出産費用をタダにする方法

結婚して妊娠すれば、当然ながら産婦人科の世話になる。そして、臨月が近づいて、いざ出産となれば、病院に入院することになる。当たり前のことだが、出産費用がかかる。お産の時の費用は健康保険がきかないので、ウン十万円の支払いになる。若い夫婦にはけっこう負担になる。だが、頭は使いようで、出産費用をタダにしてしまう方法もある。ただし、これは綿密な計算と、勇気がないと成功しないようである。

それを実行したのは作家の桐島洋子さんだ。彼女は、客船には医師が乗っていて、乗客が病気やケガで治療を受けても、医漬費を請求されないという事実に着目した。当時、フランスに滞在していた彼女は、臨月が近づいた頃、出産予定日を真ん中に置いて、ーか月航程のマルセイユと横浜を結ぶフランス郵船のカンポジア号に乗りこんだ。

そして、横浜到着の直前に出産をした。時代の先端を生きてきた桐島さんならではと言えよう。ただし、この方法は、船酔いしやすい女性には勧められない。また、渡航費用も必要だから、病院で出産したほうが安上がりではある。

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