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ファッション

裕福か貧しいかなどを服で境界を分けた時代

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今日では境目が曖昧になっているものの、服はまだある程度まで集団の差別化に利用されている。裕福か貧しいか、リベラルかコンサバか、流行に敏感かそうでないか、などだ。一九世紀も終わりに近づいた頃には、プレタポルテ既製服がオートクチュール(誕えの服)に取って代わり、階級間に存在した数多くの垣根が取り払われっつあった。ファッションの民主化とも呼ばれる現象がある。

体を縛り付けるコルセットや硬い布地、ハィ・ヒールは、それを身に付けるのがどんな人物かを如実に物語る。明らかに、彼(彼女)は労働というものをしていなかった。その必要がなかったのである。時が経つうちに、服はただ暖かさと体の保護のためだけでなく、コミュニケーションの、それもしばしば排他的な手段として使われるようになり、ヨーロッパでルネッサンスが花開く頃には、完成されたアートの一形式兼ステータス・シンボルへと進化を遂げていた。

服で見栄を張る人間もいまだに存在するが

服で見栄を張る人間もいまだに存在する。ただし、必ずしもこれまでのようにあからきまではないけれども。デザイナーのオリジナルを手に入れられるのはまだ富裕層に限られているわけだが、現在では、そうしたデザインを離形とした一般大衆向けのイミテーションが多数存在するため、上下の階級スタイルの溝もかなり埋まってきている。オートクチュールを買えるのは世界で二〇〇〇人(一〇〇〇人と言う人もいる)にも満たず、そのうち常連はわずか一〇〇人。

現在のトレンドには、ほとはしり出る感じの勢いがある。製造技術が進歩し、ファッションに対するメディアの注目度も高まったことで、トレンドが瞬く間に広まるようになり、ファッション業界内に新たな流れが作り出されている。五〇〇ドルのオリジナルと三〇ドルのイミテーションが同時に店頭に並べば、両者の違いなどないも同然だ。こうしてファッションが庶民にも親しみやすい存在になったことで、トレンド支配の時代、どんなにバカげた流行でも輝くチャンスがある時代への道が開かれたようである。

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