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医療

ヤンキーの妊娠-子宮摘出の手術を施さなければならない事態に

投稿日:2015年5月9日 更新日:

振り乱した髪は金色に輝き、黒いTシャツに床までとどく長いジャンパースカートのいでたちは、さっきまで環七をバイクでならしていたヤンキー姉ちゃんそのもの。これは先日、子宮外妊娠で緊急入院してきたHさん、20歳の話。苦痛にゆがむ彼女の顔に眉毛はないが、まだ幼さが残る。かなりの出血があり、結局Hさんの子宮は破裂してしまった。ただちに処置をしたが、子どもは絶望的だ。それどころか癒着がひどく、残念ながら子宮摘出の手術を施さなければならない。さすがのNさんもベテランといえど、何度経験しても、この話を切り出すのはつらい。

しかし、できるだけ詳しくこの深刻な病状について説明し、Hさん夫婦に理解してもらわなければならない。子宮を取るということは、女性にとって実にツライこと。二度と子どもの産めない体になってしまうのだから。Nさんと主治医は、沈痛な面持ちで2人を診察室に呼び、説明を始めた。いわゆるインフォームド・コンセントである。残念ながら、もうお子さんは望めませんが、母体のためにはそれが一番、上見かけと違って、うつむいて神妙に聞くHさん夫婦。

Nさんも思わず目頭を熱くする

そのうちHさんはこらえ切れずに泣き出した。白いツナギの上に皮ジャンをはおった夫も、ポケットから両手を出すのも忘れて、整髪料でピカピカ光る頭を小刻みに震わせている。Nさんも思わず目頭を熱くする。すると、突然、Hさんがしゃくり上げながら、主治医に食ってかかってきた。

やめろよという夫を無視し、涙でクシャクシャの顔でHさんは叫んだ。なんでなの?先生、どうして子宮を取ると子どもができないの?は?Nさん、今までの同情心もぶっ飛び、ア然として二の句がっげない主治医にかわり、わからずやの子どもをなだめるように、子宮とはなにか解説をするハメになった。結局知っていたのは子どものつくり方までだったわけだ。あのね、子宮はね、赤ちゃんが育つお部屋なの。子宮がなくちゃ赤ちゃんがいる場所がないでしょう・・と。

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