雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

アウトドア

山での食事のエネルギーについて

投稿日:

・山での食事の意味を知るべし

街中なら動けなくなったらタクシーに乗れるし、いざとなったら救急車も来てくれます。しかし、山の中ではそうはいきません。人にとって食べ物はガソリンと同じ。ガス欠っていうじゃないですか。ガソリンタンクが空になれば、自動車が走らなくなるように、食べずに運動していると、筋肉に供給されるエネルギー源が枯渇して、筋肉は働かなくなってしまいます。腹が減って動けなくなることを、山の世界ではシャリバテと言います。

山を趣味とするマウンテニアもハイカーもクライマーも、腹が減っては山に登れない。腹が減っては戦はできぬ、というのは往古の武士ばかりではありません。山登りでは、どれくらいエネルギーを消耗するのでしょうか。体育大学教授の著書登山の運動生理学百科によると、1時間の運動で体重1キログラム当たり6キロカロリーのエネルギー消費があります。山での食事というのは、エネルギーを補充するという意味なのです。

頼りになるのは自分だけ

体調が悪くても、喉を通る食べ物がザックの中に入っていると、安心です。体重60キログラムの人なら、360キロカロリーのエネルギー消費です。6キロカロリーは空身の場合で、20キログラムのザックを背負っていると9キロカロリーになるといいます。休憩のたびに摂らなくてはいけない、というものではありませんが、仮に1時間行動して10分休憩、このとき1時間分の消費エネルギーを補充するとすれば、360キロカロリーの3分の1で120キロカロリー。ご飯なら茶腕半分です。

ご飯は茶腕一杯で約240キロカロリーなので、ご飯を茶腕三杯食べなければなりません。前述の著書によると、3分の1程度を補充すればいいということなので、補充すべきは720キロカロリーとなります。これを一度に摂るとお腹は重くなるし、眠くなったりして食後の行動に支障が出たりします。そんなことにならないよう、山での食事は、行動の合間、休憩のたびに少しずつエネルギーを補充する行動食としたほうが合理的です。小さなおにぎり一つ、これなら10分の休憩時間でもペろっと食べられますし、胃の負担も大きくありません。自分のお腹と相談して、無理なく召し上がって下さい。

-アウトドア

執筆者:

関連記事

no image

登山難易度3級のコースをチェックしておくこと

・難易度3級のコースをチェックしておくべし 09年夏、映画剣岳点の記でブレークした剣岳。登山者が増えた分、事故も増えました。日本の山の一般コース上に難易度3級の箇所はあまりありません。しかし、ある所に …

no image

雪は水田や牧場を別世界に変える

雪は水田や牧場を別世界に変える。まったく違った、広大な雪原となるのである。水田から続いていた周囲のスギ林などの様相も一変する。山と呼ぶほどのこともなかった、ちょっとした斜面も、高山の趣となる。 野鳥観 …

no image

バックカントリースキーを子供と行く場合の注意

山スキーで子供とバックカントリーに足を伸ばすときは、エリアガイドなどで雪崩の危険度をチェックしてから出かけよう。天候陽射しには十分気をつけて。高所への順応も、子どもの体にとっては大仕事。だから標高の高 …

no image

登山用レインウェアはツーリングの際におすすめ

自転車用トレーラーでツーリングをする際、普通の登山用レインギアが十分役に立つ。ポンチョはスソがパタパタし、チェーンやスポークにからまるのでダメ。すぐにあがりそうな雨なら、自転車用トレーラーを閉めきれば …

no image

春と秋は気温に注意してください-山は寒くなっています

一〇〇メートルで〇・六度気温が下がりますから麓まで紅葉した時には頂上付近は枯れているということも多いです。都会でまだ上着を着ていなくても、高山では初雪や初電想の季節になっているのです。紅葉が美しいとい …