雑学

打ち上げ花火の仕組み-何故空中でちゃんと開くのか?

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核廃絶を訴えながら

打ち上げ花火の仕組み-何故空中でちゃんと開くのか?

打ち上げ花火の仕組み-何故空中でちゃんと開くのかご存知だろうか?花火はそれぞれ決められた高さに上がってから開く。なぜ着火した時点で開いてしまわず上空に上がってから開くのか?夏の空を彩る風物詩として親しまれている打ち上げ花火。どんな仕組みになっているのかをある花火師が説明している。「発射筒に点火すると発射用の火薬が爆発し、花火の玉が上空に向かって打ち出されます。同時に玉に付いた導火線に火がつき、上空高く上がってから中心の火薬に着火して花火が開くわけです」。

重さなどを考慮して最小の2号玉(直径6・6センチ)は地上から約120メートルで、最大の3号玉(直径1メートル)は約600メートルで開くよう、導火線の長さを調整してある。打ち上げ花火にはいくつかの種類があるが、基本的な仕組みは同じ。火薬などが詰まった丸い容器は玉皮という段ボールのような素材でできている。紙だが分厚いため、打ち出しのときの爆発では導火線だけに火がつき、玉自体は燃えない。

花火玉の形は海外と日本とでは違い、海外では円筒形、日本では球形が一般的という。火薬が発見されたのは7世紀の中国。火球火砲と呼ばれ、初期は主に戦争に使われた。それが13世紀にヨーロッパに渡り、17世紀にはロシア皇帝が花火研究所を設立した。

星(火薬を和紙で包んだ玉)の詰め方に違いがある

星(火薬を和紙で包んだ玉)の詰め方に違いがある。星を立体的かつ同心円状に詰め、開いたときに球状の花になる割物に対し、型は平面的に星を詰めるので蝶やハートマークといった形になるのだ。

ちなみに個人で打ち上げ花火をする場合、5号玉(直径約3センチ)1発で1万円前後。ある程度まとまった量でないと花火師に依頼できない。自分の花火を打ち上げることを夢見る人たちには、ハードルは高いようだ。

日本では1543年、種子島に火縄銃と火薬が伝来。江戸時代になると、各藩の砲術師と豪農が火薬を平和的に利用し、ネズミ花火などが普及した。彼らは趣味として花火を製造し、次第に専門化していったようだ。

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