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忠実すぎる犬の奇妙な行動

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シャドーという名のゴールデン・レトリーバーの興味深い話がある。飼っていたのは大家族で、その一家の主婦がいつもクラスに犬を連れてきた。この犬は服従訓練の初級クラスに参加した。基本的な命令はすべて着実に学習し、機敏で反応も良かった。この犬種に期待されるとおりの高い作業知能をそなえ、彼女の落ち着いて安定した綱さばきで、犬はめきめき上達した。

犬は授業のあいだじゅうやりにくそうだった。なにかの理由でその主婦が課程の最後から二番目の授業に来られず、代わりに七歳になる彼女の息子がやってきた。女性指導官が様子を見に近寄り、さあ、シャドーにやって見せてもらいましょうと声をかけて少年に犬を立たせるように頼み、犬の数歩前を歩かせた。そしてじゃ、こんどは座らせてと指示を与えた。犬はもじもじと脚をすり合わせ、少年は不服げに言った。ほらね、こいつなにもわからないんだ。カモン、シャドー、シッダウン!少年が号令をかけた。

犬はひどく奇妙な行動をとった

そのとき犬はひどく奇妙な行動をとった。少年がうんざりした声をあげて犬に近寄ったとき、指導官にそのわけがわかった。座る姿勢をとりながら胸を下げて前につき出し、尻は地面につけたまま、鼻声で鳴きながら、ずるずると少年のほうへいざり寄った。少年の号令のかけ方が不正確で、シャドーにカム(来い)シット(生れ)ダウン(伏せ)と、矛盾する三つの命令を与えてしまったのだ。

犬の鼻声は彼が感じたストレスと、不安の表れである。仕事熱心で非常に知能の高い犬が、仕方なくその三つすべてを同時におこなおうとしたあげくの奇妙な行動だった。問題はもちろん、犬がこうした一貫性を欠く不適切なハンドリングに対して、利口すぎたことにある。少しかわいそうな話であるが、お利口すぎただけに起こってしまった出来事だった。このように利口な犬を家庭の中で同じような状況に置くと、たちまちその性格も演技も退行してしまうだろう。

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