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中東で生じたアラブ独立を促すナショナリズムの脅威

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中東で生じたアラブ独立を促すナショナリズムの脅威は一九六七年の戦争までに克服された。北アフリカの危機は、アルジュリア独立と共に終結した。インドネシアの危機は、小作農を大量虐殺して解決された。ニューヨーク・タイムズ紙がこの信じがたい大量虐殺と呼んだ行為は、欧米諸国では喜ばしい出来事として手放しで歓迎された。CIAはこれについて、二〇世紀最大級の大量殺人で、ヒトラー、スターリン、毛沢東による虐殺に匹敵すると述べている。何しろ、そのため大衆を基盤とする貧民のための政党が排除され、欧米の投資家に門戸が大きく開かれたのだ。

アメリカはかつてのイギリスのように、今や世界の大国なのである。アメリカが果たした役割は重要で、時には決定的要因ともなった。中東の場合と同様、非同盟運動のもう一本の柱も打倒された。それと似た過程は中南米でも起こりつつあり、非同盟の最後の主要な砦のインドでも、より制限された形ではあったが、やはり同じような事態が生じていた。

シリアが介入する可能性が出てくると

一九七〇年に、ヨルダンで虐殺されているパレスチナ人を守るためシリアが介入する可能性が出てくると、イスラエルはそれを阻止して再び手柄を立てた。世界の一部地域ばかりに関心を向け、地球規模の計画はワシントンで立案されることを忘れると、しばしば誤解のもとになる。アメリカの情報機関や、中東に関心をもつ有力者へンリー・ジャクソン上院議員のような人物は、イスラエルーイランーサウジアラビアの暗黙の同盟を、この地域でアメリカの支配力を維持するための確固たる基盤と考え、トルコも当然そこに含まれていた。

イスラエルに対するアメリカの援助額は四倍になった。一九七九年にイランでシャーが廃位させられると、イスラエルとトルコの同盟は中東地域の基盤として更に重要になった。この同盟はシャーの代わりに、新たなメンバーを迎えた。サダム・フセインのイラクである。レーガン政権は一九八二年にこの国をテロ国家の公式リストから外し、アメリカがこの暴君に対し意のままに援助できるようにした。

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