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環境問題

チェルノブイリ原子力発電所事故の概要

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一九八六年四月二六日、ソ連のチェルノブイリ原子力発電所で原子炉が爆発し、原子炉の中の放射性物質が飛び出すという大事故が起こりました。事故は実験運転中に起こりました。そ建造物が壊れ、放射性物質が飛び出した。事故発生後のソ連政府の対応は遅く、発表されるデータは改ざんされていた可能性が高いのです。

ソ連政府に依頼されて調査をおこなったIAEA(国際原子力機関)も、一九九一年五月に「チェルノブイリ事故の放射線被曝による健康障害はなかった。移住の基準は一平方キロあたり四キュリー(放射能の単位。一キュリーとは一秒間に三・七×一の一乗個の原子崩壊を起こす放射性物質の量)よりもっと大きくてもかまわないが、社会的な状況を考えると現状通りで仕方がない」と報告していました。

作業員が緊急停止装置をはずし、さらに制御棒を大幅に引き抜いたことで原子炉が暴走し、大量の蒸気が急激に発生して爆発し、原子炉が破壊されました。

国連人道援護局が報告書をまとめた

一九九五年九月、国連人道援護局が報告書をまとめました。それによると、一平方キロあたり五キュリー以上の汚染地域に、七〇〇万人を超える人たちが住み続けており、八〇万人の汚染除去作業者が肺ガンや各種の腫瘍、自血病などの危険にさらされているということです。

ウィーンのIAEA本部でおこなわれた国際チェルノブイリ・プロジェクトの報告会(一九九一年五月二一〜二四日)では、ウクライナ、ベラルーシの科学者、医師らから事故の真相を隠そうとするソ連政府などに対し、強い抗議の声があがりました。

一九九六年三月にミンスクで開かれた欧州委員会とベラルーシ、ウクライナ、ロシアによる国際会議では、子供の甲状腺ガンの発生が約一人に達したことが報告されました。また一九九五年一月にジュネーブで開かれたWHO(世界保健機関)主催の「チェルノブイリその他の放射線事故による健康影響に関する国会議」では、チェルノブイリ原子力発電所の周辺地域で多発している小児甲状腺ガンは、事故による放射能が原因であるという結論を出しました。

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