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宇宙

月のクレーターの観測

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アポロの月探査でわれわれは多くの科学的成果を手にしたが、とりわけ重要だったのは月の起源と進化に関する決定的な手がかり。それはまた太陽系そのものの創成につながる要因を得たことだろう。

月は地球唯一の衛星であって、惑星ではない。しかしそれは人類が地球以外で初めて降り立ったところであり、今日の衛星科学の基本はすべてこの天体が出発点といっていい。

月の表面に大小さまざまな斑点が存在することは昔からよく知られていた。これらを望遠鏡で編密に観測し、明らかにしたのはガリレオだが、この不可思議な地形を、ギリシャ語で酒と水をまぜる容器を意味するクレーター、という名前を与えたのも彼だった。

アポロがもたらした月面の写真や、月の岩石や土砂などの試料は、あるゆる点でクレーターが隕石の衝突によってつくられたことを示していた。そればかりか、月の岩石のなかには四十六億年という年齢を数えるものがあった。

月のクレーターの成因についてさまざまな推測がなされ、特にそれを火山の噴火によるとする説と、隕石の衝突によるとする説の間で長らく論争が繰り返されてきた。この論争に最終的な結論を下したのは、アポロの月探査である。

アポロが月に行くまで

アポロが月に行くまで、月はいわばそれらが集まって地球が形成された始源的なー太陽系星雲ガスから凝縮して以来、一度も融解したことがないという意味でー天体の化石であると考えられていた。

地球から月を見た時、われわれは明るく見える部分を高地、、暗い部分を海、と呼んでいるが、高地の岩石は斜長石と呼ばれる鉱物を多く含んでおり、海の岩石は地球上の玄武岩と同じタイプだった。

そしてそれらの岩石の形成年代を測定した結果、海の岩石は三十八億(三十二億年前のものが多く、高地の岩石は最も若くて三十八億五千万年ほど前、最も古くて四十六億年前に形成されたという事実が明らかになった。

月から持ち帰られた岩石はすべて火成岩の一種で、始源的なものではない。地球上でよく見られている鉱物の種類と比較してみると、月の鉱物の種類は少ないようである。

これは、月には、水などが乏しく、風化,浸食,変成などの作用がないためと考えられている。

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