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トヨタがヴィッツを開発するにあたって

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トヨタはヴィッツを開発するにあたって、フランス車を徹底的に研究したという。その結果、たとえばシートなどには相当お金がかかっているそうだ。実際、トヨタヴィッツのシートは、このクラスの国産車のなかで群を抜いて出来がよろしい。

トヨタヴィッツは、従来のスターレッドなど比べものにならない広さ。ドライバースシートは位置が高く設定されており、きわめて視界がよい。

プリウスに端を発するセンターメーターは見やすい。トヨタヴィッツのボディスタイルは、明らかに従来の国産車とは異なるもので、きわめて斬新である。プリウスの角をとって少し丸くしたようなこのデザインには国産車には珍しくボリューム感があり、どこか空気が抜けてしぼんだようなカローラあたりと比べると、一見してその違いがわかる。

当時、横浜でおこなわれたトヨタヴィッツの試乗会で何台もトヨタヴィッツを見たが、そのたびに「ああ、新しいクルマだな」と思わされた。トヨタヴィッツは、3/5ドアのどちらを選ぶかといえば、3ドアを選ぶだろう。5ドアのほうが多少便利かもしれないが、トヨタヴィッツの3ドアは、後席への乗り降りがきわめて楽だし、なによりこちらのほうがスタイルがいい。

トヨタヴィッツのようなクルマは

動力性能的には、けっこうキビキビ走り、不満はないが、どうせならマニュアルボックスで乗りたい。都内に住んでいる人なら、オートマチックでもいたしかたないが。

エンジンで乗るなら、トヨタヴィッツのようなクルマはマニュアルボックスのほうがずっとおもしろい。概して日本のクルマはハードだけ見れば、なるほどいいクルマなのだが、「この格好だけはなんとかならんのか」というものばかりだ。そのなかにあってトヨタヴィッツのボディスタイルはいたってまともで、その大きさも手ごろだ。

一般に日本のデザイナーはクルマにボリューム感を与えるのが不得手で、なにやらカマボコ板のようなクルマになってしまいがちなのだが、トヨタヴィッツにはゴルフのようなピーンと空気が張ったような緊張感が漂っている。国際戦略車ということもあって、ここらあたりトヨタは相当勉強したのだろう。

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