雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

宇宙

特殊相対論の原理など

投稿日:

特殊相対論のやったことは何かということですが、一つは電気、磁気の学問の基礎をはっきりさせて、めでたし、めでたしということがあります。もう一つは、当時芽生えつつあった放射能の話、宇宙線とか原子核の物理の基礎になっていく、これが大きかった。いわゆる「原子力」です。

一九〇五年の特殊相対論はおもに地上の学問です。特殊相対論が宇宙論に与えた影響はとくにありません。宇宙とは関係ありません。よく誤解されるんですが、アインシュタインの相対論には一九〇五年の特殊相対論と一九一五年の一般相対論があって、曲がった空間とかブラックホールとかいうものは一般相対論の方なんですね。

物質というものが巨大なエネルギーを内蔵しているということも、特殊相対論の力学の一つの結果として出てきたものです。どういうことかと言いますと、当時放射能というものは発見されていましたが、たとえばラジウムは放射能という形でどんどんエネルギーを出しているにもかかわらず、一見、何も変化しないわけです。

アインシュタインによれば

アインシュタインによれば、物質というものは莫大なエネルギーを内蔵しているわけですから、少々の放射能のエネルギーを出したくらいではほとんど変化しないということを理解できる。ふつうエネルギーをどんどん出すと、シューとなってしょばくれてなくなったりするものですが、ラジウムは何年でも同じように放射能を出しつづけているんです。これはたいへんに不思議なことだったんです。

原子の現象というものはあまり相対論的じゃない。アインシュタイン自身が、相対論を発表したあと、この現象に着目してすぐにこういう解釈をしている。関係があったのは原子物理学というよりも原子核物理学と言ったほうがいいと思います。

原子と原子核のことを、ちょっと説明すると、まず、身のまわりの物質、コップとかテレビとかは原子の寄せ集めでできている。では原子の内部はどうなっているかというと、真ん中に原子核というものがあって、そのまわりを電子が回っている。これが原子の構造です。

-宇宙

執筆者:

関連記事

no image

三次元空間の時間的な系列として時空全体を捉えることができる

座標を導入して、三次元空間の時間的な系列として時空全体を捉えることができる。少なくとも古典的(非量子力学的)には空間構造の時間発展というものを考えることができる。すなわち、物質ではない空間という対象に …

no image

惑星探査機が水星を訪れた時

・惑星探査機が水星を訪れた時 一九九四年、NASAは月の両極に水が氷の形で存在していることを示す有力な証拠をとらえたと発表した。総量は一千万トンから三億トンと試算されている。中性子分光器という観測装置 …

no image

宇宙原理という大きな前提を導入したアインシュタイン

アインシュタインは宇宙の研究を進めるに際して「宇宙原理」と呼ばれる二つの大きな前提を導入することにしました。第一の前提は、「宇宙は全体としては静止しており、その平均密度は時間にかかわらず変化しない」と …

no image

アポロ11号の月面着陸

国家威信の回復という長年のアメリカの悲願が、ようやく現実のものとなろうとしていました。一九六九年七月十六日、アームストロング船長、コリンズ飛行士、ォルドリン飛行士の三人を乗せたアポロ11号は、地球を飛 …

no image

湯川の中間子論文を持ってきて

湯川の論文を持ってきて、神経質に「あっ、これも今と違う」と、次々に落としていったら、何も残らないかもしれない。しかし、中間子論は、そんなふうに「当たっている」「誤っている」といった形では判定できない役 …