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服従知能の低い犬の傾向

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作業・服従知能の程度が最も低く、最もむずかしいと判断された犬種。これらの犬種では基本的な作業を教えるために一〇〇回以上くり返すのは珍しくなく、何度も訓練し直してやっとなんとかこなせるようになる。これらの犬種は最初の訓練で三〇回から四〇回くり返して、やっと自分になにかが期待されているらしいと気づき始める。その場合も、彼らの行動はのろのろしていて不安定である。審査員の何人かは、これらの犬種の中には、ほぼ訓練不可能なものもいると指摘した。

一度学習しても、練習は何度もくり返しおこなう必要がある。さもないと訓練したことが消えてしまい、犬はまるでその課題をぜんぜん習っていないかのように行動する。いったん学習が習慣化されても、これらの犬種は相変わらず予測不可能な反応で誤ちをおかす。彼らが一回の号令で反応する率は二五%以下である。また、別の審査員は、問題は平均的なハンドラーでは最初の学習行程と練習を充分長く続けられないため、その行動が永続的な習慣になりにくい点にあると指摘している。

自分のやるべきことに自信がない

反応を示す場合もひどくのろのろしていて、自分のやるべきことに自信がない、あるいは不倫快だとでも言いたげである。ときにはまるで指令をわざと無視するか、飼い主の権限に反抗するかのようにハンドラーに背を向けてしまう。犬の中には引き綱をつけているときはまあまあ言うことを聞くが、綱を放したら信用できないというものもいる。すべての犬種の中で、最も有能で経験豊かなハンドラーを必要とする。

非常に有能な訓練士でさえ、これらの犬を訓練するときは自分たちの能力が試されている気がするのではなかろうか。ふつうの飼い主は、これらの犬種のいかにも気ままで手に負えない行動に、たちまちうんざりすることだろう。ただし、ハンドラーと犬の最終的な作業・服従行動とのあいだに強い結びつきがあることを忘れてはならない。それは、むずかしい犬種の場合ほど顕著に表れるという。

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