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宇宙

地球の大きさの4分の一の月

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一九九八年一月、NASA(アメリカ航空宇宙局)はアポロ17号以来二十五年ぶりに月探査機ルナープロスペクター号を地球から打ち上げた。アポロ計画の時には月面のうちでも赤道付近の二十五パーセントしか調べられなかったが、五つの測定器を搭載した極軌道衛星Eルナープロスペクター号によって初めて月面全体を観測する。

隕石を別にすれば、今日までのところ地球上で発見された最古の岩石は三十八億年前(最近カナダで発見されたものは三十九億五千万年)のものである。しかし月で起こったことが地球で起こらなかったという理由はなく、月の年齢が四十六億年なら地球もまた四十六億年前に形成されたと考えることができる。

月の海は高地よりも形成年代が若く、高地の岩石は、少なくとも四十六億年前にはすでに月そのものが形成されていたことを証明した。これは地球上で発見される地球外起源の物質ー隕石の形成年代ーが、ほとんどどれも四十六億年前だという事実とも符合した。

地球には大気や水があり、その表層の活動も激しいため、三十八億年より古い岩石はことごとく変成して新しく生まれ変わってしまった。

隕石が月面に衝突してクレーターをつくるが

数多くの隕石が月面に衝突してクレーターをつくるが、巨大な隕石は衝突の際に地殻に亀裂を生じさせ、そこから流れ出した溶岩がクレーターを埋めて海を形成する。単位面積あたりのクレーターの数が、陸に比べて海のほうがはるかに少ないのはこうした理由によるのである。

月の形成直後、その表層はマグマの海で覆われていたことも明らかにされた。このマグマが冷えるとまず斜長石が結晶化するが、斜長石の密度は軽いので浮かび上がって原始地殻を形成する。これが月の高地の部分である。

月の大きさは地球の約四分の一だが、太陽系広しといえども本体の四分の一もある衛星は月だけである。さほどに大きな天体がなぜ衛星として誕生したのかという理由については諸説あり、まだ確かなことはわかっていないらしい。

地球の衛星である月は、我々にとって非常に身近な存在であるが、まだまだ分かっていないことはたくさんあるようである。

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