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宇宙

天と地の同質性を唱えたのは

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他の銀河にある星も我々の銀河のものと同じだという前提を使って見かけの明るさから逆に距離を測定している。こうして、ついには百数十億光年の広がりをもつ空間が全体として膨張しているという発見にまでたどりつく。

天と地の同質性を唱えたのはコペルニクス説を宣伝したブルーノに始まる。しかし、これは思弁的であって、はっきりと実証したのは、ガリレオが望遠鏡で月の表面に山を認めたこととしてよいであろう。そして次には恒星を遠方の太陽とみなすことになり、次には銀河星雲を我々の銀河系と同質のものとみなす。この最後のことが、距離測定も含めて確立したのは今世紀に入ってからである。

同質性の認識はガリレオの月から百数十億光年彼方の銀河にまで達している。宇宙の情報は光速度という有限の速さで伝播して我々にもたらされるから、今見ている一〇〇億光年彼方の天体の姿は今から一〇〇億年以前の姿である。したがって、我々は空間的広がりにおいてだけでなく、時間的な広がりにおいてもこの同質性を確認している。

二つの意味が混同してこめられている

この同質性、には二つの意味が混同してこめられている。我々が観測した限りではこの二つの同質性はともに成立している。第二の点について言えば、宇宙では星が銀河系のように分布しているから場所ごとに環境が異なるとも言えるが、銀河をいくつも含むほどに大きなスケールでならしで構造を見ると一様なのである。一つは物理学の対象としての物質と法則の同質性、二つには宇宙的環境の意味での同質性である。

現在の宇宙論はこの一様性を前提に建設されており、しばしばこの前提はァ宇宙原理、と呼ばれている。大局的に見るとここが宇宙の中心だとか端だとかという区別はなく、細かい構造はあるが、その構造も大局的には一様につづいているのである。宇宙的現象は空間的には同質であるが、時間的には変化している。すなわち大局的に見て古い、新しい、の区別がある。だから遠方の宇宙の姿が、空間的一様性にもかかわらず、我々の周囲と違うということはあってよい。

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