天才デカルトの思想

公開日: : 最終更新日:2017/08/19 雑学

デカルトは、なぜ哲学者として天職にめざめたのか。それは二十三歳の一六一九年のこの日、三つの夢をつづけて見たことによる。彼はその夢から「哲学全体を自分一人の力で革新せよ。

それが神から与えられた天職である」とさとり、あらゆることを疑うことからはじめ、疑うことのできない自分の存在に気づいたのである。あらゆるものを疑うことはできるが、その疑っている自分の存在は疑うことができない。「われ思う、ゆえにわれあり」とは、フランスの哲学者デカルトの有名な言葉である。彼の哲学はこれを出発点としている。

機械論的自然観。思想の分野に革命を起こす。コペルニクス、ヴェサリウスにはじまる科学革命は思想面においてここに極まる。ニュートンが体系化した慣性の法則、学校で習うデカルト座標(XY座標)も彼の実績で、哲学者、物理学者、数学者。万能の天才。

デカルトは世界の存在を自分自身の意識の明証性のうちに基礎付けながら、その明証性のなかから神の存在についての確信を導き出した。

宗教改革のルター

大学では法律を学んだが、のち修道僧となった。ドイツの宗教改革者マルチン・ルターは一四八三年のこの日、ベルリン南西のアイスレーベンで、鉱夫の子として誕生。当時、教会や僧はキリストの教えを忘れ、派手な生活をしていた。そのため、寄付を集めたり、税金を取りたてたほか、免罪符まで売り出すほどだった。ルターはそうした教会の堕落ぶりを批判し続け、教会から破門されてしまったのである。しかし、ルターは宗教改革に立ち上がり、ラテン語だけだった聖書を、誰でも読めるようにドイツ語に翻訳。また「教会は聖職者の独占物ではなく、信者すべてのものである」などと主張した。こうした改革運動はヨーロッパ中に広がった。

太陽暦採用の決定

「このたびの改暦に際して、十一月一日と一日の両日を十一月三十日、十一月三十一日と定める」という布告が出された。明治五年(一八七二)のこの日、政府は太陽暦の採用を布告、太陰暦の明治五年十二月三日を明治六年一月一日にすると定めた。ところが、そのため混乱が起きた。なかには「たった二日間で十二月分のがもらえる」と喜んだ連中もいたが、思うようにならないのは世の常。政府の経費節減が狙いだった。しかし、庶民は質屋の期限を気にしたり、足飛びにやってくる正月を前に大あわて。この年は大晦日がなくなったから、掛金がとれない、と早合点し、自殺した商人が出たほどだった。

天狗が妖怪として形がつくられた経緯

天狗は、体も大きく勇猛だった。天狗に出会った人の話によると、天狗は、大きな体をしていて、顔は真っ赤。金色にかがやく目と偉大な鼻をもち、背中には翼がついているそうだ。わが国の天狗は仏教の渡来によって形づくられていった。初めのころの仏教は、いわゆる山岳仏教が主流で、山奥で修行する僧に、ワシやタカなどの猛禽類のイメージが合成されて、妖怪としての天狗の形がつくられたといわれる。

天狗の世界は、大天狗と、その眷属である、からす天狗や木っ葉天狗などの小天狗から成り立っている。天狗は、その巨大な体でギリギリドンドンと大音響をひびかせて大木を倒したり、ケラケラカラカラと高笑いしたりといった怪異を起こし、山に来た人間たちを驚かすという。このいたずら物の天狗の好きなものが、秋の夜の長物語という本に載っている。焼亡、辻風、小喧嘩、論の相撲に事出し、白川ホコノ空印地、山門南都御輿振、だと天狗は語っている。要するに、天狗が戦国時代頃から台頭してきた理由も、このことから理解できる。修行を積んだ僧には歯が立たないようだ。

バケモノに落ちたヤマタノオロチ

日本の神話に登場するバケモノの中でも、恐ろしいものと言えば、ヤマタノオロチが挙げられる。頭が8つあり、尾が8本、目は熟したホオズキのように真っ赤で、背中にはコケが生えて、しかもその体に、八つの谷と八つの丘にまたがるほどの巨体だから、とんでもなく大きなバケモノと言えるだろう。

神話では、ヤマタノオロチが年に一人づつ一国の姫を食べていき、8年目に櫛名田姫が食べられそうになったところで、スサノオミコトに退治されてしまう。そして、切り落とされた尾の一つから、名刀が出てきて、それが後の三種の神器の一つ、草薙の剣となる有名な話へと続く。

ただ、この巨大生物、縄文時代には神として崇められていたという説がある。神話では、越から出雲にやってくることになっているが、越は縄文時代の大国、出雲は弥生時代の大国である日本の古代には、蛇神というのはポピュラーな存在で、水をつかさどる神とされていた。それが弥生時代になって、稲作とともに中国からさまざまな文化が入ってきて、蛇神の地位は、ニューフェースの渡来の竜にとって代わられるようになった。

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