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医療

帝王切開の出産の状況をどうしても見たいと思ったある妊婦の話

投稿日:2015年4月11日 更新日:

Nさんの場合、1人目が4000グラムの男の子で帝王切開だったこともあり、2人目の手術は、もう2カ月も前から予定されていた。予定分晩とは、あらかじめ出産日を決め、陣痛促進剤を投与してその日に出産してしまうシステムだが、近頃は産婦人科も夜討ち朝駆けはなくなり、予定分焼を行う病院が多くなった。もっとも帝王切開なら陣痛促進剤も必要ない。

帝王切開は局部麻酔がふつうである。したがって、本人の強意志があれば、自分の出産状況を冷静に観察することもできくもない。たいていの産婦はそんなことはしょうと思わないだけだが。さて、手術の日、人一倍好奇心の強いNさん、1人目のときは無我夢中だったけれど、こんなチャンスはめったにない、コトの一部始終を記憶にとどめて、後でしっかり流行の出産手記にでもまとめてやろう、とヤル気満々で手術台へ。

そんなにロマンチックなもんじゃない

しかし、実際見ようとすると、やはり苦労は多い。Nさん、ヤキモキしながら、センセ、今なにやってるの?エーッ、ちよっと待ってよ?見たいよ?切ってるの?見なくていいよ。2人目の帝王切開は、前回の手術跡にそって皮膚をはがし、同じところをハサミで切ると聞いた。エーッ、じゃあもう生まれちゃうじゃない。Nさんアセる。どうしても見たい。しかし、両腕は点満の針や血圧計にがんじがらめにされ、動きがとれない。天井のライトに反射する光景に目を凝らして見たがダメだ。そうこうするうちに、チョキチョキとハサミの音がする。胸から下の部分はカーテンでさえぎられている。

Nさん、ふと思いつき、ホッペタを思いっきり膨らませてから、頭を上げ、胸の下にフーッと力いっばい息を吹きかけた。その風でカーテンがめくれた一瞬、お、今度も大きいゾォーオギャーッと力強い産声を響かせたわが子を、2人の医師が引っばり出そうとしているのが見えたが・・まるでエクソシストの世界。出産って、そんなにロマンチックなもんじゃない・・。ため息をつきながら、そんなことを考えたNさんであった。

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