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テーマは同じでも表現は違っています

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テーマは同じでも表現は違っています。W氏にとって沈黙は金。いちかばちかの話題ふたりの話が一段落しました。「私も、今まで知らなかったことをいろいろ伺わせていただきましたわ」「しかし、おふたりのお話をそばで伺っていると、これはお世辞でもなんでもなく、おふたりとも古い家のよさというものを身につけていらっしゃいますな」「まあ、そんなふうに見えまして」「それ、どういう意味ですか」「つまり、私達が京都や奈良のもつ古さに憧れをもつようなものですよ。「いゃ、まったく面白いものですね。私は歴史が割合好きなので、昔の事実を聞いていると本当に楽しいんです」とW氏はすかさず救ってやりました。

W氏の使い分けたうなずき方は、それぞれの話に興味を抱いていることを示しています。ただ時々W氏はふたりの目からピントをはずしています。課長が話せば顔を見つめ、目があえば小さくうなずき、彼女には大きくうなずいてみせます。この相違は、同じ家や土地の話でも、彼女は彼女の知識や体験をとおして話しているのであり、課長は彼独自の見解で話しているのです。

彼女と課長の間には

彼女と課長の間には、それからしばらくの間、この土地の歴史やそれぞれの家の生い立ちなどが話し合われました。
その間W氏は必ず話をするほうの顔を見ています。ふたりはW氏が熱心にいると思っていますが、W氏はふたりを見くらべて、果たして似合いの夫婦かどうかを考えているのです。ただその時でも、日ごろの修練がものを言って、反射的にうなずいています」。

W氏は課長を売り込むっもりだとなびカこべになってきました。態勢を換回しなくてはなりません。「いや、しかしですね」目、と言って、氏はぐいと姿勢を向き直しました。彼は今までふたりの話を聞いている間は、課長がいる右のほうへ体を開いていたので、椅子の左側の肘掛けにやや背中をもたれた格好で、手は軽く隠の上あたりに置いていました。それはゆったりとしたふたりの話に気分を合わせてやるためです。

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