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医療

処方薬を出してもらうことを期待するという傾向

投稿日:2014年11月14日 更新日:

これはある医者がいっていた話ですが、ある女性が胃の調子が悪いというので、胃カメラによる検査などをひと通りおこなってもらったそうです。そして、その結果、胃にはまったく異状がないことがわかりました。よかったですね。とても健康的な胃で、どこにも問題はありませんでしたよと伝えたところ、この女性もとても喜んだといいます。

ところが、そのとき、信じられない一言が飛び出しました。その女性は帰り際に、ところで、先生、なにか胃の薬をいただけませんでしょうかと検査をした医者にいってきたというのです。検査の結果、問題ないとわかったのに、薬が欲しいというのですから、これには当の医者もあいた口が塞がらなかったとのこと。

本来ならば安静にしていれば、体の免疫が治してくれますよというべきなのかもしれません。ただ、それでは医者の生活が成り立たないので、さまざまな薬を処方するわけです。もちろん、免疫力が弱い乳幼児や高齢の方はこの限りではありません。念のためにこれもと、よせばいいのによけいなものを処方するケースも多々あります。たいていの医者は風邪ですねと診断しながら、患者に大量の薬を処方します。

良心的な医者がどんどん減ってしまう原因

単なる風邪ですといい切って無駄な薬を処方しない、いわば良心的な医者がどんどん減ってしまう原因の一端には、薬を必要以上に欲しがる患者の存在があるということも知っておきたいと思います。よい医者を育てるためにも、医療を受ける側もクスリ信仰には気を付けたいものです。薬を欲しがる患者が医者を惑わすのですから。

放っておいたら肺炎を起こしたり、他の病気を併発する恐れがありますから、そんな場合は、それなりにきちんと対処する必要があります。問題なのは、とくにわれわれ日本人にはお医者さんにもらった薬は薬局で売られている薬よりもよく効くと信じて、薬を出してもらうことを期待するという傾向があることです。これはあまりいい傾向とはいえませんね。

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