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宇宙

相対性原理の視点で考える学者達

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こちらから見ればそちらは動いているし、そちらから見ればこちらは動いている。これはどちらも対等なんだと言う。だから、こちらで真下に落ちるなら、そちらでも真下に落ちていいんだ、真下に落ちても動いていると言っていいんだ、という論法。相対性原理とはまさしくそういうことです。

ガリレオは、動いている動いていないということは相対的なんだ、あるいは動いているものと動いていないものの間には相対性原理が成り立っているんだと主張する。どちらが動いていて、どちらが動いていうことを決める基準、われわれ物理学者はそれを系と呼んでいますが、絶対的ない。そんな動く、動かないを決めるような絶対的な基準系はない。

結局、動いている動いていないを絶対的に決めることのできるものはこの世には存在しないんだという主張が、相対性原理なんです。相対論の核心は対話で十分論じられるようなものなんです。実際ガリレオはこうした話を、対話形式の本に書いています。『天文学対話』という本です。

ニュートンの力学も相対性原理にのっとったもの

ニュートンの力学も相対性原理にのっとったもので、だからコペルニクス、ガリレオ、ニュートンとくる。ところが、エーテルという考え方では、真空であろうと、なんであろうと、なにかがびっしりと詰まっているという。びっしり詰まっている物があれば、そのもの、つまりエーテルに対して動いている動いていないという言い方は絶対的なものとなります。エーテルは動いている動いていないを決めることのできる絶対的な基準として登場せざるをえない。

ガリレオの相対論からアインシュタインの相対論へガリレオの相対論を取り込んでニュートン力学が成立し、それがアインシュタインの相対論と矛盾してきた。ちょっとこんがらがりやすい話です。動いている動いていないということは相対的だという相対性原理はガリレオの主張ですが、ニュートンの力学もそれを踏襲しているのです。

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