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宇宙

ソ連(ロシア)のスペースシャトルブラン

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NASAが宣言したように、宇宙大航海時代はまさに現実のものとなりつつあった。そうした時に起こったのが、一九八六年一月のチャレンジャー爆発事故である。一時に七人の乗務員を失ったこの事故によって、NASAはシャトルの打ち上げを三十二カ月間凍結した。

興味深いことにそれから二カ月足らず後の八八年十一月十五日、ソ連が、カザフ共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。過去十年、ソ連は百億ドル以上の経費を投入してスペースシャトルの開発に適進している、と伝えられていたが、その姿が公表されたのは初めてだった。

八八年九月、ディスカバリーの打ち上げをもって、NASAのスペースシャトル計画はようやく再開されることになった。外部燃料タンクに八カ所、メインエンジンに三十一カ所、爆発の引き金となった固体燃料ロケット・ブースターには百五十五カ所、さらにオービターそのものに二百二十カ所の改良が加えられた。

ブランをアメリカ版のコピーと評価

ブランをアメリカ版のコピーとして一段低く評価する人もいるようだが、ブランがアメリカの技術から多くを学んでいたとしても(実際、そうであろう)、そのこと自体、さして問題ではあるまい。大切なのは、宇宙開発の先駆者であるソ連が、アメリカ同様、宇宙大航海時代へ向けて新しい一歩を踏み出したという事実にあった。NASAの計画では、一九九年代半ばにスペースシャトルのフライトは年間十二回から十四回を予定していた。

打ち上げ後、高度二百五十キロの低地球軌道を二周、三時間二十五分後、発射基地に近い専用滑走路に無事帰還。開発がアメリカより遅れたとはいえ、その技術力の確かさを証明する初飛行だった。この初飛行が与えた影響は、小さくはなかった。ブランの初飛行は無人で、すべてコンピュータ制御によってなされた。ただブランの姿を見て驚くのは、それがアメリカのスペースシャトルと瓜二つだということである。

金星探査機マゼランや木星探査機ガリレオが一九八九年にスペースシャトルから打ち上げられ、九年四月には全長十三メートル、重さ十一・六トンというハッブル宇宙望遠鏡がディスカバリーによって打ち上げられたのだった。

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