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医療

心身医学療法を現代の医療に加える

投稿日:2015年2月28日 更新日:

気管支端息は頻回の夜間発作や度重なる入院などが医療費を高めています。気管支端息は代表的なアレルギー疾患ですが、心身症としても古くから注目されている疾患です。気管支喘息に対して、内科的治療のみならず、心身医学療法を併用して、患者さんの医療費が抑えられたというのが、研究の骨子です。

現代の医療に心身医学療法を加えることで、高騰してゆく国民医療費の節減に有効であることが、日本大学の先生によって明らかになっています。国民医療費という観点からはピンとこなくても、一人一人の医療費が安くなることは、家計の面からも歓迎されることでしょう。

現行の心身医学療法の問題点保険点数として心身医学療法が認められたことは、心療内科医にとっては、一つの社会的認知を与えられたように思われ、喜ばしく思います。しかし、喜んでばかりはいられないいくつかの問題も存在しています。

精神病の患者さんはいないようです

心身医学療法が精神病特殊療法の中に位置付けられていることが問題です。常識的にもストレス潰瘍や自律神経失調症の患者さんが、精神病とはとても考えられませんし、心療内科の外来においても、いわゆる精神病の患者さんはいないようです。精神病特殊療法という法的表現が、差別表現のような気がするのは気のせいでしょうか。これらの表現方法や内容の改善に対して、行政側の対応を望んでいます。

問題は、心身医学療法は心身症にのみ適用されるものなので、器官神経症(身体的には心臓は悪くないのに、動悸など心臓の症状を訴える心臓神経症などを指す)や仮面うつ病(身体症状の仮面をかぶったうつ病)に算定できない点です。これらの疾患は身体症状が前景に立っていますから、精神科より一般診療科を訪れることが圧倒的に多いからです。

あと、心身医学療法は当該療法に習熟した医師によって行われるべきものであるという一節があります。医者なら誰でもかれでも心身医学療法を算定してもいいということではないよ!という当局の牽制とは思いますが、この表現で一体誰を指しているのかは、疑問が残るところです。

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