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心理学

神秘主義思想は時には妄想的といえる

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だれにも、人の関心を引き、認められたい、ほめられたいという気持ちはある。だれでも、美しくなり、みんなに魅力的だと言われればうれしい。このような健康なナルシシズム(自己愛)は、人とのかかわりの中で大きな役割を果たす。そして、この性格傾向が人一倍強くて、魅力的な自分を巧みに演じる人を演技型パーソナリティと言う。

生身のパーソナルな自己愛の満足を生活の動機として暮らす人々を「自己愛人間」と呼ぶわけだが、実は、自己愛人間の社会心理的な広がりと自己愛パーソナリティの研究の発展は表裏をなしている。そしていま、アイデンティティ型の人間のかわりに飽き足らず、より神秘的な、自分を超えた何者かすような世紀末の神秘主義的、時には妄想的といえる。

彼らは、人の気持ちを自分に向けるために容姿を磨き、巧みなパフォーマンスを身につける。それだけにとても魅力的だったり、迫力があったりする。評判もよい。そしてこの演技型という言葉を文字どおりに受け取ると、「自分のつくったシナリオを演じる人」という定義がもっとも適切である。

演じることばかりに心が傾くと

古典的なヒステリーから、もっと現代的なパフォーマンスの巧みな演技型のパーソナリティまで、ここではいくつかの演技型パーソナリティについて語ることしたい。まず現代の演技型はマスメディア型である。彼らはマスメディアのそのときそのときの情報に敏感で、受信した、若者の間に共有されているシナリオによればこうなるという、その役割を巧みにこなしていく。

演じることばかりに心が傾くと、これまで精神医学がヒステリー性格について語っていたようなパーソナリティの病理があらわれる。たとえば、あまりにも自己顕示欲が強くて、人の愛情や関心をひきつけるために、幼児的な振る舞いを示したり、何らかの病気になることによって利益を得ること疾病利得を心の中で望んで、歩けない、声が出ないなどの症状を、身体の演技によってつくり出してしまうようなヒステリーの状態に陥る。

-心理学

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