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優れた使役犬などの犬種を作りあげるのは性格と知能の組み合わせ

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優れた使役犬・家庭犬を作りあげるのは性格と知能の組み合わせである。性格テストで上位に入った犬は、人間の指示に従って働く素晴らしい服従犬になる可能性がきわめて高い。作業・服従知能の成績は良くないが、性格テストの結果は良く、順応的知能もかなり高いという犬は、優れた仕事をこなす貴重な犬といえるだろう。犬がその賢さの水準にまで人間を引き上げられたためしは滅多になく、人間が犬を自分の水準にまで引きずり下ろすことのほうが多い。

望ましい性格を作る犬の作業・服従知能に大きな役割をはたす性格的要素がふたつある。ひとつは犬が優位性や支配権をめぐって戦おうとせず、人間のリーダーシップを喜んで受け入れることである。ひとつは人間に対する犬の志向で、人間の行動に注意を払い、人間との社会的関わりを求めることなどがそれにあたる。人間の場合と同じく、犬の知能は不変ではなく、育ち方や暮らし方に影響を受ける。

顕在知能を左右する四つの主要素

顕在知能を左右する四つの主要素ー本能的知能、順応的知能、作業・服従知能、そして性格的要素ーは、いずれも改善が可能である。テクニックが最も効果を発揮するのは子犬の時期で(ただし青年期の犬、若い成犬でも、かなり反応できる)、その多くは、新しく犬を迎えてからできるだけ早く始めたほうがいい。子犬を新しく迎えたとき、その最も重要な時期を逃さず適切な経験をさせれば、のちの作業・服従能力の基礎となる性格を作りあげることができる。

犬の性格形成は、子犬の時期に始めるのが望ましい。子犬は生後七週間ぐらいまでは一腹子の兄弟たちと一緒にいたほうがいい。ふつうの飼い主の場合、最も重要な時期は犬が生後七週間から一二週間のあいだである。この期間に犬らしさが育成され、大同士を仲間と認め、ほかの犬との関わりに必要な基本行動が学びとられる。この時期の社会的接触は重要で、一腹子の数が少ない(たとえば一、二頭の)場合は、人為的にそれを補足してやる必要もある。

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