雑学まとめ

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自動車

セルシオとベンツの静粛性の争い

投稿日:2015年4月16日 更新日:

ベンツはそんなセルシオの製造方法を半ば馬鹿にして見ていたようです。想定した十分な強度、仕上がりのためには手仕事でなければならないと考えていたためです。ところが、セルシオを研究したベンツは驚きました。セルシオのユーザーは日本の最高のハイテクによるクルマ造りを味わっています。トヨタが目指したのは、米国市場でベンツ、BMWと正面から競い合えるクルマ。セルシオの強度がベンツに劣らないばかりか仕上がりも見事だった。

米国人には、良い物は良いとストレートに評価する国民性があります。合理性を重視しながらも伝統を重んじる欧州、ブランド優先の日本とも違います。具体的には快適、スムーズ、安全ということで、それらがきちんと表現されていました。クルマの選び方も同じで、どこまでも静かでスムーズな走り、きめ細やかな仕上げなどが支持され、順調に販売台数を伸ばしました。ただ、ベンツの考え方も間違いではありません。

快適さを追求しすぎたあまり

例えば、初代セルシオは静かさ、快適さを追求しすぎたあまり、ステアリングホイールを介してドライバーに路面情報がほとんど伝わらず、クルマを運転しているのではなく、クルマに乗せられているようだという意見が出てきました。それに対してベンツは、舗装路の上の砂つぶをステアリングホイールで感じとるような感覚が得られ、自分が今、どんな路面状況のところを走っているかがわかる安心感があります。これはセルシオとは別の意味で見事な味付けだと思います。

ベンツは機械は本来音がするもので、音も調子を判断するための一つの情報だなどと反論しましたが、その時点では、どう工夫しても、セルシオのような静かなクルマは造れなかったというのが真相だったように思います。セルシオの静かなことは、当時は驚きをもって迎えられました。それでも、セルシオを研究し、おそらく脅威を感じたベンツは、それまでのクルマの造り方では量産性で有利ではないと思ったのでしょう、機械化を意識したクルマ造りに取り組むようになり、コンピュータを多用し、以前よりも静粛性も高くなったのでした。

中古自動車販売店には危険なほど程度の悪いものもある

国産車はバブルと呼ばれた好景気の時代、開発にふんだんに金がかけられ、その結果、性能的にも、実用に供するかぎりほぼ完成の域に達し、小さな大衆車から高級スポーツカーに至るまで、世界中のメーカーが逆立ちしても真似のできないほど品質が向上したと言っても過言ではない。この30年ほどのクルマの進歩には、目を見張るものがある。

おかげで、今や新車を購入するに当たって、昔のようにカタログや専門誌を熟読して勉強せずとも、まずハズレのないクルマ選びができるようになっている。もちろん、これに刺激を受けた外国のメーカー各社も研鑽に務め、本格的な日本仕様の開発や、日本の技術を取り入れての生産性、信頼性の向上など、商品力を著しく高めている。

いかに評論家がこき下ろそうとも、消費者は好きなクルマを買うし、逆に、専門家たちにいくら評判が良くても、売れないクルマに火がつくことはもうないと思うのだ。細かな使い勝手や個性、限界性能など、専門的に批評しようと思えばいくらでもできようが、こと多くの人が安心して使う、最大公約数的な道具としては、ハードウェアに関する批評の使命は終わったのではないかと考えられる。

結果としての維持費も異なる

しかし、たとえ同じ年式の同じ車種でも、程度のいいものと悪いものでは、それこそ同じクルマとは思えないほど乗り味も違えば調子も、結果としての維持費も異なる。時には危険なほど程度の悪いクルマさえ、市場には出回っているのだ。新車と違い、中古車は一台一台、その程度はすべて違う。中古車に関してはこれは必ずしもあてはまらない。

もしもそれをせずにハズレを掴んだとしても、それはあくまでも消費者の責任。中古車販売業者には常識としての商道徳はあるにしても、法によって定められた商品に対する保証の義務はない。これを見極め、少しでも程度のいいクルマを購入するには、それなりの努力と勉強が必要だ。

つまり、購入したクルマが店を出た途端に壊れたとしても、法的には業者にクレームをつけることは難しいのだ。

車のトラブル-保証期間の間は調子に気をつかおう

クルマの微妙な振動など、クルマ本来の機能に直接関係のないトラブルは保証外。調子が悪いじゃダメ。買ってから2週間たつんだけど、最初は調子がよかったのに、近ごろアイドリング中にエンジンが止まってしまうという人の話を聞いてみると、アイドリング中のエンジン回転数が安定せず、止まってしまうらしい。

そのうちアクセル踏んでもエンジンが吹けなくなるかも。インジェクターの不良、あるいはエアクリーナーがつまってるのかもしれない。そんな目にあいたくなければ、おかしいぞと感じたらすぐ販売店に直行。ここで問題となるのが、中古車の場合、販売店が保証するのは、あくまで壊れたとき、または、放置しておくと危険なものだってこと。

毎日乗ってるんだけど、2~3日前からエンジンのかかりが悪くなって、そのうち・・などと、知ってる限りの情報を伝えよう。まっとうなお店なら、欠陥車を売ってるなんて風評は流されたくない。保証ないからといってひるむことはない。きちんと調べて、調整やパーツ交換の必要があれば、直してくれる。ほんのちょっとした修理なら、ごめんごめん、これサービスしとくからですむはず。

タダで交換してくれる場合も

うまくいけばタダで交換してくれる場合もある。ダメなら、工賃だけでもサービスしてよとかね。店にクルマを持っていったら、ダメでもともと、これサービスしてくんないと言ってみよう。こんなことで悩まないためにも、購入前の試乗は大切。でも、買わなきゃわかんないことも多い。

バルブやベルト類、プラグコードは有償での交換になるだろうけど、あとあと調子が悪くなるよりはマシ。また、多くの販売店の場合、オイルやバルプ、ベルト類、点火プラグ、プラグコードなどの消耗品は保証の対象外。3ヵ月なりの保証期間の間はクルマの調子に気をつかおうってこと。気になる人は、納車前の点検整備のときに交換してくれるように販売店に頼んでおこう。

逆に修理をしても直らないようであれば、代替車への交換や返金に応じる場合もある。ケース・バイ・ケースなのだ。修理で販売内容の状態に戻れば、車両交換を主張してもムダなのである。
エンジンが止まるクルマでは、いずれ大事故になりかねないから交換してほしいというのは保証外。だけど場合によっては希望がかなうことも。

中古車店の危険-ヤバイ店と良心的な店の見分け方

ヤバイ店と良心的な店の見分け方を紹介しよう。プロの中古車店がダマそうとすれば、赤子の腕をひねるようなもの。雑誌を読んで、どんなに一生懸命クルマのことを勉強しようとも、素人は素人。だけど、中古車屋すべてが悪徳業者じゃない。良心的な店もあるからご安心を。

誰もハッキリ言わないけど、ヤクザ系の中古車店もある。防御策として、店員の言葉づかいや身なり、スタッフ同士の会話に注目。クレームなんてゼッタイ通用しない。こんな店で買ったらアウト。スタッフ同士の上下関係が異常にきびしすぎる店もアブナイ。契約する前に急いで逃げ出そう。見るからに派手なスーツを着た営業マシが出てきたら要注意。ヤクザっぽい気配を感じたらすぐ退散。

荒稼ぎをして、客からお金を吸い上げている悪徳業者こそ、りっぱな店構えをしたがるもの。すごく大きな店なので信頼したのに、ひどいクルマを高く売りつけられたなんてのはよくある話。
りっぱな店構えをしているからと信頼してはいけない。店構えは商売の正直さや悪徳さと関係なし。

悪い評判が浸透

ヤバイ商売を長く続けると、悪い評判が浸透する。だから後ろめたい店は店名をコロコロ変えちゃうのだ。また、店に対する不満はクルマを買ったあとに出るもの。だから、悪い店はアフターフォローをしないのだ。

このクルマは大丈夫だよとか言いながら、保証を付けない店はダメ。問題ないなら保証を付けたっていいでしよ。壊れそうだから、現状渡しなわけ。保証もしくはアフターフォローする店がいい。諸経費の項目を増やして、最終的にムチャクチャ高くする店がある。諸経費が高すぎる店はパス。どんなにクルマが安くても、最終的には高い買いものになってしまうのでパス。

オトリ広告を使う店はめったにないけど、あったら絶対に信用しちゃダメ。広告に載ったクルマがない店、雑誌広告を見て行ったのに、実際には広告のクルマがぜんぜんないのはヤバイ。何も言わずに帰ったほうがいい。古い店は信頼できる。10年以上同じ店名で続くところにヤバイのはない。20年以上続く老舗の商売はかなりマジメ。ただし、絶対安心のクルマばかりなのでちょい高めだ。

激安中古車で冠水車には気をつけよう

冠水車とは、洪氷などで室内やエンジンルームにまで水を入ってしまった車のことだが、こうした車は一見問題なさそうに見えても、エンジン等の寿命は確実に縮んでいるので、絶対に買ってはならない。

冠水車を見破るのはむずかしいが、シート全体にシミのような汚れがある場合などはあやしいと考えよう。年式も新しく、見た目もきれい、さらに走行距離もさほど多くないというのに、なぜか破格の安さといった車に出くわすとしたら、冠水転じゃないかと、まずは疑ってみよう。また、車検証や取扱説明書が一度水に濡れた感じでしわくちゃになっている車も、冠水車の疑いありだ。

改造車避ける

中古車を購入するなら、改造されていないノーマル状態の車を選ぶというのが基本。ときどき、中古車店でハデに改造された車が売り出されているのを目にする。でも、改造車は購入を避けたほうが無難。

とくにスポーツカーに多く、ハデなアルミホイールや大砲のような大きなマフラーを装着していたりして、興味をもつ人もいるだろう。こうした改造車は、見た目だけでなくエンジンにも手が加えられている場合が多く、ものによっては車検が通らないなんてこともありうるし、売却するときも二束三文にたたかれてしまう可能性もあるので、とても損なのだ。

安いなりの理由

フェア車ー万円ポッキリなど、驚くほど安い価格で目玉商品が売り出されていたりする。お正月や新装開店などで、ときおり中古車店が行なうフェア。その価格の魅力で思わず飛びつく人もいるだろうが、こうした車には車検がついていない場合が多いので、その料金もバカにならない。ここで注意したいのが、たとえー万円であろうと10万円ポッキリであろうと、諸費用は別に必要だということ。

ただ、その車に関しては安かろう悪かろうと決めつける必要はない。気になるなら、まずは出向いてきちんとチェックしてみよう。タグで引き取った下取り車など、性能や状態がかなりよいものをフェア車として売り出している場合もたくさんあるので、掘り出し物を見つけられる可能性もある。

欲しい車がある場合は営業マンに先に伝えておくほうがいい

付け焼き刃の知識をふりかざしても、百戦錬磨の営業マンが見抜けないはずがない。希望の車種も何もわからないままディーラーにいって、あの、車欲しいんですけど、という人はさすがにいないと思うが、逆に、さも詳しいマニアのように、中途半端な知識をひけらかすのも賢い買い方ではない。

さすがよくご存じですねぇ、などとおだてながらいい気持ちにさせて、オプションをどっさりつけて高値で売るくらいかんたんなことだ。なにせ相手は何百人もの客に接し、毎日実物を見ているのだから。そんなところへ、知ったかぶりの客があらわれたとなったら、もう営業マンの思うツボである。そんな客は決まって、あとから物笑いのタネにされていると思ったほうがいい。

欲しい車は単刀直入に

営業マンはショールームなどに入ってきた客を見ながら、この客は買う気があるのか、それともただの冷やかしなのかを判断しようとするもの。買う気のさほどない客には、自然と対応も冷めたものになる。欲しい車が決まっているのなら、最初の顔合わせの段階で、営業マンに、〇〇を買いたいと、車種をはっきり伝えよう。

買う車が決まっているのなら、ムダな時間は必要なし。こうすれば、営業マンは、この客は買う気満々だなということで、熱のこもった会話となり、サービス内容や値引き額についても、駆け引きすることなく勝負をかけてくる。

どっちつかずの態度より、買う気をはつきり見せたほうが、営業マンも燃えて、結局はサービス内容にも期待がもてる。ただ、中古車の場合は、欲しい車の在庫がー台だけだったりすると、逆に足元を見られてしまうことになるので言明は避けよう。この作戦は、新車のみに通用する話だ。

サービスを引きだす

客の立場としては、こうした営業マンの心理を考えて対応しょう。すると、営業マンも自然に仕事に熱が入り、このお客様にはサービスしてあげたいと感じるものだ。営業マンと親しくなると会話も弾み、笑顔の商談となる。あなたが気に入ったから、ここで買うよ、なんとか頼む、とでも言えば、営業マンもふだんより頑張ってサービスしてくれることだろう。そうなると条件も有利になるし、買ってくれたあとのアフターフォローも熱心になる。

ファミリーセダンを買うならはシンプルなものを選ぶ

ファミリーセダンを買うなら、手・堅く、無難な車種を選ぼう。趣味として車を買うなら、どんなにハデであろうと、好みを追求しょうと本人の勝手だが、家族のためだったり、通勤のためだったりというように道具として車を選ぶなら、奇をてらった車は考えもの。

その点、メーカーの看板ともいえる歴史あるファミリーセダンを選べば、大事に乗れば長いあいだ乗りつづけることができるのだ。ふだん車に興味のない人ほど、いざ選ぶとなるとデザインを追求してしまったりするもの。家族で出かけたり、通勤に使うなどの理由でファミリー向けのセダンを買うなら、とにかくシンプルなものを選ぼう。

ディブトロニックの技術

高級スポーツカーなどで、セミオートマチックというのがあるが、これは、ほんとうにクラッチ操作のいらないマニュアル車のことで、F1でも採用されている、まったく別の技術だ。そして、ディブトロニックというのは、AT車でありながら、ドライバーの意思でギアチェンジができるというもの。

しかしこの車、ふつうに走っていると勝手にどんどんシフトチェンジしていくし、自分でギアチェンジしようとしても反応しないときもある。メーカーによって呼び名はちがうが、どれもシフトレバーやハンドルなどにスイッチがついていて、クラッチ操作なしでかんたんにMT感覚を楽しめるというのがウリになっている。これはもちろん安全性を重視しているためだが、操作の邪魔になることも事実。

ほんとうにスポーツ走行を楽しみたい人なら、やはりMTにするのがいちばんだろうが、ディプトロニックに興味のある人は一度試乗してみることをおすすめする。

AT車がいいとは限らない

MT車の操作は、両手両足に別々の動きをさせることになるから、脳の老化を遅らせる役に立ってくれる可能性もあるといわれている。高齢者はMT車で免許を取った人も多いはず。

AT車は操作が簡単なので、高齢者はAT車を選んだほうがいいというが、そういいきることはできない。また、AT車のほうが安全とはいうが、加齢のためにMT車が運転できないというくらいなら、安全度の低下は、AT車だって避けられないだろう。

プリウスはニッケル水素バッテリーを使用

自動車はCO2の問題を抱え込んでいる。そこで、とりあえずCO2の排出量が少なくてすむハイブリッドカーからいこうというのは、多くの人が考えつくアイディアである。ハイブリッドカーのひとつの難問はバッテリーのコストだが、その問題にある程度のメドをつけたのだろう。

代替燃料のなかで、エネルギーとしてはやはり電気が一番使いやすい。そこで考えられたのは、まずなんらかの方法で電気を作る。そして、その電気でモーターを回し、自動車の駆動に使うという方法である。

トヨタはニッケル水素バッテリーを使って、実用的なハイブリッドカーを作ったのである。それが、かの有名なプリウスという車である。

トヨタのハイブリットカープリウスはこのニッケル水素バッテリーを用いている。プリウスは、スタートからゆっくりした加速で、通常このバッテリーによって駆動されるモーターで走る。そして、それ以上の加速は1・57のレシプロエンジンとモーターが併用される。

いずれにせよ、エンジンを使うのだからCO2の排出はゼロというわけにはいかない。しかし、それはきわめて少ないとトヨタは発表している。一般にCO2の排出量は燃費で判断される。プリウスの値段は安さ。

プリウスはバッテリーの蓄電量が低くなると

1・5、エンジンは、プリウスを動かす動力であると同時に、バッテリーを充電する働きもしている。プリウスはバッテリーの蓄電量が低くなると、自動的にエンジンがかかり、充電するシステムである。

プリウスの発表会場で、ある通信社が「プリウスの価格は215万円、いっぽうカローラの実勢価格は100万円少々、燃費が半分といっても、一般の人はカローラの倍の値段のクルマを買いますかねえ」と。

いま考えてみれば、たしかにごく一般的な自動車のユーザーならそう考えるかもしれない。きっと彼はそのことをわかっていて、あえてその質問を私にぶつけてきたのだろう。しかし、それではあまりにも寂しいじゃないか。いまや日本にだって、環境を考える人が大勢いると信じたい、とある専門家は語った。

タイヤのCPを上げると安定性は改善される

ミッド・シップのスポーツ・カーや、リヤ・エンジン車はどうしても後輪のほうが重くできてしまいますから、本質的にOS気味で不安定側になりやすくなります。スポーツ・カーはそれを運動性能の向上に積極的に利用しているわけですが、それがオーバーであった場合はそれを緩和する手段として後輪の空気圧を前輪より高く設定したり、あるいは後輪のタイヤ・サイズを前輪より一クラス上げることによってCPを上げ、安定性を確保したりします。

今日の乗用車でも後席に三人も乗せたり、トランクにたくさん荷物を積んだりすると自動車の重心位置は後ろに寄ってしまい、高速走行では不安定側になりふらっきやすくなります。このようなときには後輪の空気圧を上げると乗り心地は悪くなりますが、タイヤのCPは上がって安定性は改善されます。

いきなり飛行機の話を持ち出すと面くらうかもしれませんが、飛行機が空中で安定して飛行できるのは後部に尾翼というものがあって、これが機体の後部の上下、左右の動きを抑えていてくれるので方向が安定し、まっすぐ飛べるのです。もし尾翼がなくなれば、安定性を失い迷走飛行に入ってしまいます。

自動車の後輪も飛行機の尾翼と同じ働き

自動車の後輪も飛行機の尾翼と同じ働きをしていて、つねに後輪が車体後部を左右方向に振れないように抑えてくれているから自動車は安定してまっすぐ走ることができるのです。その頑張りの程度を示すものがタイヤのCP(コーナーリング・パワー)で、後輪のCPを上げると車の安定性は向上するというわけです。

また、アラインメントにはキャスター、キャンバー、キングピン(前輪が操舵されるときに軸となるピン)傾角など色々なものがありますが、このなかで直進性に関係してくるものは前輪のトレールです。今日の車にはキングピンというピンそのものは見られなくなりましたが、ハンドル操作に伴う転蛇中心としてそれに相当するものはあり、それにキャスター角がっけてありますから、その先が地面に接する点と車輪の接地部との間には何センチかのトレールが生じます。

日本の自動ユーザーは海外ブランドでなければ購入動機としてくれない

ブレーキではブレンボ製が高性能車の定番とされています。F1やラリーカーにも採用されているブレーキで、市販車にキットで装着すると、フロントだけで40万円程度はする高価な代物です。ところが、ブレンボの性能ではどうしても満足できず、日本の曙ブレーキの力を借りている欧州のスポーツカーもあります。こういう事実を、モータージャーナリストは知っているのか知らないのかわかりませんが、ほとんど日本には伝わっていません。欧州ではかなり早い段階から、高級車を中心に5速、6速の日本製トランスミッションが採用されてきました。日本車はといえば、欧州のクルマを見て、常に1歩、2歩遅れて5速ATを導入してきました。

トヨタの高級セダンにしても、5速になったのは最近のことで、それまで4速が標準でした。トランスミッションは、ギア数を多くすると、低いエンジン回転でクルマを走らせることが可能になり、省資源、低公害に貢献します。騒音レベルも低くなり、上質な乗り味になります。これが多段化の理由です。日本のサプライャーも、当然ながら先に日本の自動車メーカーに5速トランスミッションを売り込みました。

決まりきったパーツを使うことが多い

ところがクルマの価格が上がる、日本のユーザーのクルマの使い方では必要ないというので提案が却下されてきました。サプライヤーは止むに止まれぬ気持ちで欧州へ持ち込んだところ高い評価を得て採用された、こういった事情が大半なのです。欧州のクルマが5速になったのを見て、おっとり刀で5速にしたというのが日本車です。日本車の乗り味も、サスペンションのわずかな見直しでずいぶんと良くなるのですが、決まりきったパーツを使うことが多いため代わり映えしません。

パーツがないのかと言えば、そんなことはまったくありません。バネ、ダンパーなど、どんな要求も満たすだけのものが揃っています。この分野でも日本は非常に優秀です。しかし、少し脚周りを高品質なものにしようとすると、日本のメーカーは海外製品を使いたがります。日本製のほうがコストは安く性能的にも優れているのですが、ブランドがないため採用されません。どれほど出来のいいサスペンションでも、日本のユーザーは海外ブランドでなければ購入動機としてくれないからです。

トヨタハリアーは評価は高いが日本で乗るには無理のあるサイズ

・ハリアーは日本の道にはオーバーサイズ

米国市場では、スポーツモデルは税金が高いこともあり販売台数が冷え込んでいます。専業メーカーのポルシェにはとくに痛いところで、ほかに利益の出る車種として白羽の矢を立てたのがSUV、カイエンということのようです。
ここにきて流れは加速し、VWのトゥアレグ、ポルシェのカイエンへと続きました。ハリアーを見て、こんなクルマの需要があるのかと驚いたMクラス、BMWが造ったのがX5です。

ハリアーも日本の道にはオーバーサイズで、少なくとも都市生活者のためのクルマではありません。しかし、郊外に住む人で、サイズを持て余すことがなければ、ほどほどのラフロードを走行できる高級SUVとしていいクルマだと思います。トゥアレグもカイエンも、北米市場をターゲットにしたモデルで、日本で乗るには無理のあるサイズです。

世界レベルで見ると、ワゴンには陰りが出ています。米国ではワゴンは造られなくなり、日本と欧州の一部のメーカーだけが製造しているにすぎません。

ブランド好きな日本人向けのブランド力だけ

ハリアーにないのはブランド好きな日本人向けのブランド力だけです。金持ちが多い日本だけに、ベンツのMクラス、BMWのX5もよく見かけますが、走行性能、全体の仕上げ、コストパフォーマンスなどを考慮すれば、ハリアーの出来の良さが光ります。

ハリアーは、内装が高級感があり、評価している人も多いようです。運転席がパワーシートになっているのも魅力です。見た目からすると、エンジン音がうるさいのでは?と思われる方が多いですが、エンジン音は非常に静かで、セダンに乗っているような感覚になります。

また、日産も、米国市場向けに開発したモデル、ムラーノの日本市場での販売を開始しましたが、ワゴンに代わって人気になったのがミニバンで、米国はもとより欧州でもミニバンに関心を持つ人が増えてきたことを考えると、今後もワゴン市場は低迷し続けそうです。

アコードワゴンの評価-ミドルサイズワゴンでは居住性に不満

アコードワゴンは、アコードセダンをベースにしたステーションワゴンで、先代型はリヤゲートを寝かせたデザインだったが現行型はこれを直立させた。エンジンは2400cc。クルマの居住空間は前後輪の間に位置するので、その間隔、つまりホイールベースが伸びれば居住性も向上するはずだ。ところがアコードワゴンはそうなっていない。

身長170cmの大人4名が乗車して、リヤシートに座った乗員の膝先空間は握りコブシ2つ弱。セダンと同程度だ。しかも座る位置が低めで膝の持ち上がった姿勢になるから、ミドルサイズワゴンでは居住性に不満が残る。快適性を高めて欲しい。

アコードワゴンはセダンに対してホイールベースを50mm長く伸ばした。セダンと同じくボディ剛性を高めてサスペンションの設定を最適化。優れた走行安定性を確保している。ホイールベースが伸びたのに、居住性は全然良くないという声もある。

エンジンは扱いやすくハンドリングは安定

走行性能は高い。エンジンは扱いやすく、ハンドリングは安定している。居住性には改善の余地あり。価格は、2400ccエンジンを積んだワゴンとしては割安な設定だ。取りまわし性は高くない。リセールバリューはまあまあといったところ。

ちなみに足元空間が同じなら、ホイールベースを伸ばした意味はどこにあるのか。それは荷室の長さと容量。これを確保するために燃料タンクの配置が変わり、ホイールベースを伸ばした。ただしバンではないのだから、優先させるべきは居住性だろう。また、外観ではサイドウインドーの下端を後方にキックアップさせ、ルーフは下降させた。その結果、リヤ側のサイドウインドーが狭まって後方視界が削がれている。加えて2720mmのホイールベースに対して全長を4750mmと長く設定したから、前後のオーバーハング(ボディがホイールよりも前後に張り出した部分)も伸びてプロポーションは鈍重な印象だ。機能だけでなく視覚的なバランスも良いとはいえず、販売は低迷している。

近年の車離れについて-モノのあふれた現在で必要ないもの

現在、世界的に見て、自動車の出す環境・エネルギー・交通問題に対処しなければならないことがある。日本は、この3つの問題にとてものんきなのだが、ヨーロッパではこの問題の解決は自動車の生命線だといわれている。この場合、交通には渋滞問題と衝突などの安全が含まれる。ベンツがすでに取りかかっているように、大きいクルマの車体を弱くするという、発想の180度の転換さえ求められるという。その結果、ヨーロッパでは急速な小型化が起こるわけだが、小さな車体の衝突安全の確保はむずかしい。

また、ある新聞社がおもしろいアンケート調査を行なった。その調査は、いらない族に関するものだった。いわれてみれば、私もそのうちの一人であり、見回せば友人にもモノを買いまくるヤツはいないし、スーツだ、靴だ、バッグだと、ファッション・グッズに、自分のスタイル作りにと、モノ集めに夢中になって買ったモノを身につけたり、自分のかたわらに置いたりしている人は、今どき貴重でもある。

いらない族とは、モノのあふれた現在、モノはもういらないという消費需をもつ人たちを指し、そうした人たちが増えているというのだ。それはともかくとして、調査の結果、いらない族がトップにあげたモノは、TV番組と自動車であった。

自動車も落ちたものだが・・

しかし、いわれてみれば、TV番組ほどくだらないモノはないと私も感じているし、友人たちに聞いても野球中継とサッカー中継と、変わったところでF1中継を見る以外はTVを見ないという。

自動車も落ちたものである。TV番組も自動車も、そんなものはもういらないというわけだ。それと自動車が同じだとは・・。私たちは、はたして自動車を愛し続けられるのだろうか。自動車を愛し続けるとすると、つまり便利な生活の道具として、あるいは愛玩具として、使ったり飛舞したりするには、どうやらとてつもない努力と忍耐と、あるいはあきらめが求められていることを知らなければならない。この現象は、クルマで自己表現なんてダサイよと考えている人が増えたということだろう。

冷めるのも不安、愛し続けるのも辛いという、自動車ファンにはなんともな時代である。自動車愛人会に求められる努力や忍耐やあきらめとは、愛する自動車と自動車を愛することから生まれてくるだろう。

-自動車

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