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セントハウンドといわれる犬種の能力

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獣猟犬の種類には嗅覚獣猟犬(セント・ハウンド)がいる。多くの場合、彼らが猟をすることになるのは、害獣や有害小動物とみなされるもの、つまり、作物や家畜を荒らすため農夫たちが駆除したいと望む動物である。これらの犬は嗅覚を使って獲物を追跡する。フォックスハウンド、ビーグル、バセット・ハウンド、ハリア、クーンハウンド、あるいはブラッドハウンドなどがその仲間である。嗅覚獣猟犬はその鋭い嗅覚と獲物を追いかけたがる性向、そして吠え声で、組織的に選ばれ育てられた。

英国などではこうした獣猟犬の群れを連れた狩猟に、伝統や華やかさが結びついた。ヨーロッパではキツネ、アナグマ、ウサギなど、北米ではアライグマ、山ネコ、クーガ、さらにはフクロネズミなどがそれに該当する。獣猟犬の嗅覚はまさに素晴らしい。平均的な犬はその鼻に約二二〇〇万個の嗅細胞を持っている。人間はわずか五〇〇万個である。実際、嗅覚獣猟犬の鼻の内部を覆っている嗅部粘膜を平らに伸ばしたとすると、なんと犬の身体の全表面積を越えてしまう。

匂いを嗅ぎ分ける能力が失われてしまう

彼らの大きな鼻孔は前に突き出して下向きに開いており、地面から立ちのぼる臭気を嗅ぎやすくなっている。これらの臭気は獲物が歩いた跡や、岩や下生えに身体をこすりつけた跡や、動物たちの身体から落ちる毛や皮膚のかけらから漂ってくる。一般に嗅覚獣猟犬が匂いを感じると、獲物発見の声をあげ始める。しかし、匂いが強い場合もわずか二分ほどで嗅覚適応が起こり、匂いを嗅ぎ分ける能力が失われてしまう。

この時点で犬は声を出さなくなり、頭を上げて新たに空気を吸い直し、鼻孔の嗅細胞が改めて働けるようにする。嗅覚適応とでも呼ぶべきものが、犬の嗅覚能力に限界を与えてしまう。たとえば部屋に入ったとたんにかすかな匂いを感じるときがあるだろう。誰かの香水、花束の匂い、コーヒーの匂いなど。しかし、しばらくすると、それらの匂いが気にならなくなる。それは鼻の嗅細胞が匂いに慣れてしまうことから起こる、嗅覚適応の結果である。同じことが嗅覚獣猟犬にも起こるのである。

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