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心理学

先入観なしに自分の存在を感じるとき

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先入観なしに自分の存在を感じるとき、その自分をとらえるとらえ方は、すなわち自己知覚であります。花をみて「花だ」と知覚するように、自分をみて「自分だ」と知覚する。知覚についての、一番素朴な考え方は、自分とは独立した外界があって、その外界を模写するのが知覚だという考え方です。例を視覚にとりますと、ちょうどカメラみたいに外界を光学的に網膜にうつしだして、それを経験にてらして判断する、あるいはその網膜像の要素を連合することによって知覚が成立するという考えです。

ところが実はそうではないのだということが、心理学の最近の研究でだんだんとはっきりしてきました。たとえば、カメラで撮った写真と、私たちがながめている光景とは、かなり違います。道を歩いていて、自分の関心をもっているものがはっきり浮き出て知覚された場合も、写真にしてみると、背景の中にぼんやりとしかうつっていないことがあるし、逆に関心のないものは、写真にはっきりうつる場合にも、全然目にはいっていなかったことが多いでしょう。

自己とは何かという問いかけは

「自己とは何か」という問いかけは、人間の原点にもどって、本質的に科学し哲学しなければならないその思索の道だといえます。そしてそれは、西洋合理主義精神を典型とした現代科学文明において、自己と社会とが不可分に問われているその道にほかならないと思う。

探究において、自己の常識性のカべにつき当たるに違いない。少なくとも、自己実現の道を追究しながら、たえず挫折と矛盾に見舞われ、さまざまな迷妄に知らず知らずのうちに陥っていたのだということに、そのっと気つかされた。

自己を考える際に、私たちが今の社会(あるいは古来からの社会生活の中で、迷妄に陥っていた面が、最近いろいろ明らかにされてきました。自己実現や人生の意味を見失わないためには、どうしてもこの迷妄を明らかにしなければなりません。これは哲学や心理学の自己理論の問題なのです。

-心理学

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