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心理学

性的欲望は恋愛の中心的要素

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古代シュメールの女王イナンナは、ドゥムジの性的魅力の虜になった。「ああ、ドゥムジー・あなたのふくよかさがわたしのよろこびです」。「北風よ、目ざめよ南風よ、舞い上がれわたしの庭に吹きつけわたしの香りを飛ばしておくれわたしの愛を彼の庭へと運び/彼の甘い果実を食べさせておくれ」。

耳にいちばん心地よく響くのは、作者不詳の古いイギリスの詩だ。「西風よ、いつ吹いてくれる小雨がばらつくのもよしーいまこの腕のなかに愛する人がいたらそしてふたたびわたしの床についてくれたなら」。

多くの人々と同様、フロイトもまた、性的欲望は恋愛の中心的要素だと考えていた。これはなにも目新しい考えではない。五世紀のインドで生まれた愛の手引書カーマスートラを研究する人なら、「欲すること」を意味する「ラブハ」を語源とすることを知っている。

性的に独占したいのが恋人

性的に独占したいのが恋人、どうでもいいのが友だち恋人たちはまた、相手を性的な意味で独占したがってもいる。自分たちの「神聖な」関係を、他人に汚されたくないのだ。「たんなる友だち」とベッドインしたのなら、相手がほかのだれとべッドをともにしようが、さほど気にしないかもしれない。しかし男と女がいったん恋に落ちて、相手との感情的な一致を切望しはじめると、性的な意味でも誠実さを心から望むものだ。

世界各地の恋愛物語の多くに、性的な独占欲と同時に、相手の貞節を求める恋人たちの気持ちが描かれている。たとえば、「金髪のイゾルデから引き離されたトリスタンは、「色白の手をしたイゾルデという似たような名前の女性と結婚した。愛する人と名前が似ているから、というだけの理由で。

恋する感情に性的な欲望が絡み合っているのは、もっともなことだ。もし恋愛感情が、少なくとも受精が完了するまでわたしはこの説を支持しているが、交配のエネルギーを「特別な」個人に集中させるために祖先のなかで進化してきたものなら、恋愛感情が性的欲望と結びついていなければおかしい。

-心理学

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