雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

心理学

性格的にいわゆる内向型の人物

投稿日:

B部長は、性格的にいわゆる内向型の人物、シゾイド型のパーソナリテイに属する。自分の主観の中では話は実に理路整然とし、正義正論に従っている。国立研究所の部長はかくあらねばならないというタテマエどおりに暮らしているし、公私混同もしないし、公正にやっていこうとして厳しい。その点において彼女は本気でそうだ。

あるとき研究室で、この中ではあまり大きな声で笑ったり、しゃべったりするのをやめようとお触れが出た。物音や、人がいても神経質で敏感な部長だから、自分が主観的に考えているときに外界からいろいろな刺激が入るのを好まない。ところが、タテマエ部長のところに、日ごろ目をかけている女子学生が研究上の相談に来た。

現実の整理や対処がとても苦手だ。あれほどみんなに厳しく言っているのに、ときどき、約束のお客さんが来ていても、遅れて来たり、あるいは約束を忘れたりすることがある。しかし、人にはすごく厳しい。主観的にものを言う。

自分の声は全然聞こえてないんだ

みんなが静かに研究室で仕事をしている最中に、突然、B部長の嫡声が聞こえた。彼女特有のキャッキャという笑い声だ。そして、何やらまるで赤ん坊でもかわいがっているように、その女子学生に、「チャン、どうしたの」と甘い調子で話しかけている。みんなは、「あの部長は人の声はどんなに低い声でも百倍ぐらい大きく聞こえて、自分の声は全然聞こえてないんだ」と噂している。

自分は本当に騒音にも敏感で厳しい人だし、研究費関係の書類も公正で、一枚だって見失ったことなどないと思っている。もしそういう人がいたら許せない。彼女の心の中の超自我はとても厳しいのだ。だから、超自我に認められないような自分を認めることはできない。

本気なところがみんなを困らせる。この場合の本気ということは、自分で自分のことがわかっていないということでもある。自分のその主観と客観のずれにまったく気づいていないし、認めていない。

-心理学

執筆者:

関連記事

no image

ドーパミンと愛の感情

愛の記憶をつかさどるーノルエピネフリンドーパミンから派生した化学物質ノルエピネフリンもまた、恋する者の高揚撃に貢献していると考えられる。ノルエピネフリンの効果は、脳のどの部分で活性化するかによって、さ …

no image

仕事の張り合いもそれに伴った生きがいも感じられなくなった人

ある青年は、かつてある仕事に、とても張り合いを見出し、生き生きした緊張感を持って働く者の叫びをあげていました。ところが、その生産物が、過剰生産でむしろ公害を生みだしていることを知ってから、まったく仕事 …

no image

愛とはたんなる幻想

恋をしているとき、わたしたちは自分をごまかしているようなもの。チョーサーは正しかった「恋は盲目」である。アメリカ人と日本人のアンケート回答者から、ピンクレンズ効果が浮き彫りになった。約六五パーセントの …

no image

臓操病は戦争という恐怖からの逃避現象

日本陸軍の臓操病は、かつての古典的なヒステリー、無意識の演技による、戦争という恐怖からの逃避現象だったのだが、興味深いことに、第一次世界大戦のときには、米国の陸軍にも日本陸軍と同じようなヒステリー型が …

no image

求愛戦略を区別、評価する心の仕組み

わたしたち人間のとびきり上等な精神的、肉体的能力が進化するとともに、求愛戦略を区別、評価する「心の仕組み」、いわば「性選択装置」が誕生したのではないかと考えた。そこから祖先たちは、求愛のシグナルを区別 …