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生物兵器禁止条約を強化するための国際的な取り組みを断念

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安全保障に関する本当の脅威が、最優先すべき深刻な状況にあったのを示す証拠は、二〇〇二年九月一七日に帝国の壮大な戦略が発表された直後に示された。それに伴うリスクは、イラクに対する支配権を強化し、予防戦争の規範をしっかりと築き、国内における政治力も高められるという見込みと比べれば砦細なことと考えられた。イラクとの戦争は、それを実行すれば大量破壊兵器とテロが拡大するかもしれないという認識のもとに実行された。

政府は同時に、細菌戦を防止する生物兵器禁止条約を強化するための国際的な取り組みを断念すると公式に告げ、同
盟国にはこれ以上の議論は年後まで先延ばしにすると通知した。その一〇日後の一〇月二三日に、国連軍縮委員会は二つの重要な決議を採択した。その年一〇月半ばには、前回、危険を顧みなかったため、恐ろしいことに世界が核戦争の一歩手前まで進んでいた事実が判明していた。

毒ガスと細菌の戦争への使用を禁じる一九二五年のジュネーヴ議定書を再確認したものと、宇宙の軍事利用防止のためにより強い措置を求め、それにより世界の平和と安全保障に対する深刻な危険を回避するもの。いずれの決議も満場一致で可決されたが、棄権した国があり、アメリカとイスラエルだった。

世界の国々が生存に対する深刻な脅威を防ごうとし

世界の国々が生存に対する深刻な脅威を防ごうとし、それが失敗に終わったことに関しては、主流のメディアでは全く報道されなかった。アメリカの棄権は拒否権の発動に等しい。例によって、それは二重の意味での拒絶となった。この出来事の報道を禁じ、歴史からも抹消したのである。

二〇〇二年一〇月のハパナの記念会議の席では驚くべき事実が暴露され、それに関する特かな報道では、国際テロや高圧的な体制転換、あるいはイラク・コネクションなど、最も焦眉の話題についてはほとんど触れていなかった。出席者の心には、そうした問題が重要な位置を占めていたのだが。

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