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聖ロクスの物語-かたわらで番をした忠実な犬

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聖ロクスの物語。彼は疫病で倒れたとき、パンを運び、かたわらで番をした忠実な犬に命を救われている。それほど知られていないが、かなり時代が新しいのは、聖ジョン・ボスコの物語で、彼は二〇世紀に手が届く時代に生き、一八八八年に死んだ。活動を続けるために、彼はサレジオ修道会を創設した。ボスコは一生のあいだ身寄りのない子どもたちの保護と養育に力をつくした。その中で活躍し続けた犬が、大きくてもっさりした灰色の雑種犬グリジオだった。グリジオはどこからともなく姿を現して、ドン・ジョンの護衛を引き受けた。

グリジオの血統も親も生まれた場所も、ドン・ジョン(ボスコ)と呼ばれる男がまわりに集めた犬勢のみなしご同様、わからなかった。ある日ジョンはトリノのヴァドッコ周辺の狭い裏道を歩いていた。彼が初めて養護施設を開いた場所の近くである。そのとき突然ものかげから強盗が飛び出し、聖者を捕まえて金を要求した。

彼がなにも持っていないと告げると

彼がなにも持っていないと告げると、賊は凶暴になり、ナイフを振り回して、すぐに金をよこさなければ殺してやるとジョンをおどした。ドン・ジョンはお金が手に入ればすぐに孤児たちのために使っていたから、まったく持ち合わせがなかった。そこへ不意にグリジオが現れた。うなりながら犬はジョンと悪漢のあいだに割って入った。獰猛な灰色の固まりが、強盗に体当たりして彼を倒し、ジョンから引き離した。

賊は退散したほうがよさそうだと見てとると、あわてて走り去ってしまった。このとき以来、彼はジョンの身に危険が迫るときは、必ず近くにいた。この最初の出合いをきっかけに、グリジオはドン・ジョンを主人ときめた。何度もグリジオはジョンを攻撃の手から守り、いつも聖者と脅迫者のあいだに割り込んだ。危ないことはしじゅう起こった。グリジオは必要なときには必ず現れて、充分に安全をたしかめてから何日も姿を消すのだった。

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