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医療

3分診療のカラクリ-ある医師の話を例に説明

投稿日:2015年1月21日 更新日:

三時間待ちの一三分診療を受ける患者さんの腹立たしさはよく分かっているつもりです。しかし勤務医に言わせると、勤務医の方もかなり疲れている。その辺のところをある例にとって説明しましょう。

これはある医師の話。個人的にはたいへん中し訳ないと思っていますが、三時間待ちという現象もしばしば起こっています。私は現在、心療内科というストレス専門の外来を週に三回担当しています。その中で私のもう一つの専門であるリウマチ・膠原病の診療もしています。

この医師の場合は初診の方(初めて病院を訪れた患者さん、新患ともいう)で三〇分程度、再診の方で七〜八分かけていますから、次のようになります。一日の患者さんの数を新患三人、再診四〇人、合計四三人と少なめに見積もって計算してみましょう。

大病院の三分診療発生のカラクリ

午前九時きっかりに診察を開始しても、六時間後、午後三時でないと外来が終了しない計算になります。まして患者さんを呼んでから、患者さんが外来の診察室に座るまでの時間や診察のために服を脱いだり着たりの時間も含めて、七分です。

さらに、検査伝票にチェックしたり、診断書や紹介状の返事を書いたりする必要もありますので、朝から始めた外来診療が午後四時ごろに終わることもしばしば。病院の外来受付時間は八時三〇分から一一時三〇分です。その三時間の間に平均四五〜五五人の患者さんが受付をされます。一方、この医師の方も外来が終了するまで、昼食をとらずに診察をしていますが、機械ではありませんから、六時間全く同じペースで診療し続けられません。ここに大病院の三分診療発生のカラクリがあるわけです。

それならば、完全予約制の外来にすればと思うかもしれません。しかし、それだと、患者の病状に急変が生じたときに、問題が出てきます。病状の急変時にいちいち予約など取ってる暇はないはずです。完全予約制にしてしまうと、救急車を呼ぶほどでもない場合には、こういった問題が生じてしまうのです。

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