雑学

サイコロの1だけが赤い理由

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サイコロの1だけが赤い理由

サイコロの1だけが赤い理由をご存知だろうか。色々なゲームなどで使われることがあるサイコロ。小さい頃などに、遊びで使ったことがある人も多いのではないだろうか。しかしこのサイコロ。目は他はすべて黒なのに、1だけ赤く塗られている。何か理由があるのだろうか?

いつから赤くなったのか。任侠映画の撮影も多い東映京都撮影所に聞くと、よくわかりませんねえ。時代考証を厳密にすれば違うのかもしれませんが、少なくともいまは赤のサイコロを使っていますと言う。

サイコロは、もともとはご神託を受ける祭具

大手玩具メーカーの任天堂によると、国内で販売しているサイコロの1の目は赤ですが、輸出品は黒(同社広報部)だと言う。つまり、外国ではサイコロの目はすべて黒で、1の目を赤く塗っているのは日本くらいのものらしい。

そこで、東京・神田の老舗カルタ店の店主に聞いた。サイコロは、もともとはご神託を受ける祭具でした。その後、遊びや賭博の道具として使われるようになりますが、目の色は黒のまま。ところが、大正から昭和にかけてすごろくが流行し、女性や子供がサイコロで遊ぶようになった。そこで関西の玩具メーカーがゲーム用に1の目が赤いサイコロを作ったと聞いています。

1の目が赤いのには諸説ある

1の目が赤いのには諸説ある

1の目が赤いのには諸説ある。たとえばこうだ。サイコロの目は方角を示し、1は天、6は地、そして2は西、3は北、4は南、5は東を指しているので、天を指す1は太陽をイメージして赤くなった。しかし、それなら初めから1の目は赤く塗られていてもおかしくない。専門家もよくわらないと言う。

大英博物館リーディングルーム・メンバーで、さいころ(法政大学出版局)の著作もある遊戯史研究家のある方によると、赤に塗られたのは昭和初期ではないでしょうか。少なくとも大正期までは黒でした。

ちなみに、裏面の6との釣り合いで1の目が大きく加工されるようになったのもこの頃です、ということらしい。ゲームを楽しくさせるための演出が赤い1だったのである。なるほど、たしかに赤が入るだけで、見た目はだいぶ変わる気がする。

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