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両手を振りながら犬に応えた

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オランダ船のふたりの高級船員と数人の船員がはしけに乗り移り、場頭の税関へ向かいはじめた。ハンリーは横浜港に入港し、材木の荷おろしがはじまった。ハンリーが、材木をおろしているオランダ汽船シマロアに横づけされたとき、キルドールはテリアの態度が変化したのに気づいた。

へクターとその主人ーシマロア号の二等航海士ウィレム・H・マンテは再会を果たしていた。この男と献身的な犬は、バンクーバーの国有塩頭ではぐれてしまい、マンテがへクターを発見できずにいるうちに、オランダ船の出港時間がきてしまった。

ハンリーのそばを通りかかったとき、へクターが狂ったように跳ねまわり、興奮した声で映えはじめた。それと同時に、はしけの乗客のひとりが大きなテリアを指さし、両手を振りながら犬に応えたのだ。

まるで、へクターの心がマンテ二等航海士の心と同調していたようではないか。すごいことである。大型の白黒テリアが、バンクーバーの埠頭に停泊していた何隻もの船のなかから、大海原を横断して、主人がいるまさにその場所へ自分を運んでくれる一隻を選びだすのに駆使したすばらしい能力については、推察するしかない。

へクターの死後に数匹の犬を飼ったが

へクターの主人、ウィレム・H・マンテがドブソンに語ったところによれば、根っからの犬好きであるウィレムは、へクターの死後に数匹の犬を飼ったが、そのどれもがへクターの穴を埋めてはくれなかったという。それから数年後、へクターの話に好奇心をそそられたアメリカ海軍のケネス・ドブッン大佐は、あの二隻の船の目撃者全員から話を聞いてみようと思いたった。

へクターに、数多くの船のなかから、愛する主人マンテのもとへ海を渡って自分を運る唯一の船を選ばせた謎めいた本能は、犬の綿密な調査に裏づけられていたのではない推理している。「ひとりの主人と一隻の船に忠実だったへクターの忠誠と友情は、けっして忘れないでしょうね」とマンテは語った。

「ヘハンリーの積み荷の種類やさまざまな証拠から、ハンリーという船は、自分が前につていた船と同じ目的地をめざしている、と判断したのではないだろうか?」とドブソン大佐は推測しているのだった。

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