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心理学

ロマンスはプラトニックなものとされていた

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「愛する人をふと目にした瞬間、その者は胸を打ち震わせる」「恋に落ちた者はだれしも、愛する人に会うとつねに顔が青ざめる」そして、「愛の思いに悩み苦しむ者は、ほとんど食べることも眠ることもできない」。

「ロマンス」は、プラトニックなものとされていた。そして、士道の行状を定めた複雑な規定が遵守されていた。そんな宮廷恋愛のルールを成文化したのが、カペルラーヌスだった。彼は著作のなかで知らず知らずのうちに恋愛のおもな特徴を数多くあげているのだが、なかでも恋する人間の穏やかならざる心理についての記述が的確だ。

洗練された聖職者でもあったカペルラーヌスは、恋人たちが経験する「侵入的思考」についても語っている。「恋する者のすることなすこと、すべては最終的に愛する人への想いへとつながっていく」「真に恋に落ちた者は、のべつまくなし愛する人の姿ばかりを思い浮かべてしまう」彼はまた、人は愛するとき、ひとりの人間にのみ注目するという点についても心得ていたようだ。「人は同時にふたりの人間を愛することはできない」恋愛の根本的な特徴は、一年という歳月を経ても変わっていないのである。

新たな追跡を開始する

大好きな相手が冷たい態度をとったり、約束の時間に遅れたり、約束をすっぽかしたり、Eメールにも電話にも手紙にも返事をくれなかったり、なにか否定的な合図を発していたりすれば、絶望的な気分を味わわされる。そのときは意気消沈し、ふさぎこむのだが、やがて相手の行動の原因がわかると、踏みにじられた心がやわらぎ、新たな追跡を開始する。

「清水に映える秋の日南の湖で水草を摘む愛を語るハスの花のなまめかしさなさをおぼえる舟人」八世紀に活躍した中国の詩人、李白にとって、恋は苦しいものだったらしい。愛は急上昇したと思ったら、いきなり急降下する。愛する人がこちらのことだけを見つめてくれたり、定期的に電話をかけてくれたり、愛情のこもったEメールを送ってくれたり、食事やパーティに呼んでくれたりすれば、世界は光り輝く。

-心理学

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