雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

医療

臨床経験年数のある医者はなかかか病棟にいないという現状

投稿日:2014年11月18日 更新日:

もともと病棟の仕事は、卒業、一、二年目の研修医が指導医の指導のもとに担当する。さらに病棟医長と呼ばれる責任者がいたり、数名の医者のグループで入院患者を診る場合は、その一番上に十年目くらいの医者がいたりする。ただ、彼らも自分の仕事、つまり研究主体で働いているために、臨床経験年数のある医者はなかかか病棟にいないのが普通だ。臨床経験を積んだ医者ほど、患者と接することが少なくなることがあるようだ。

外科などでは、手術そのものがどうしても経験を必要とし、教授クラスも執刀医となる。しかし、内科の病棟では、卒業七、八年くらいの一番臨床に意欲を持っている年齢の医者が、若い研修医に最前線をまかせてしまう。

大学病院の医療がなぜ患者側の満足を得にくいものになっているのであろうか。臨床経験を種んだ医者が、次第に診療から遠ざかるという奇妙な状況があるからではないだろうか。

医学的知識はもちろんだが患者側の心理面まで考慮できる人間性

臨床医に必要なものは、医学的知識はもちろんだが、患者側の心理面まで考慮できる人間性だろう。それには数多くの臨床経験が必要であり、そういった医者こそ、患者が望む医者であるはずだが、大学病院ではなかなかそういった医者からの意見や説明を聞くチャンスがないのが現状のようである。

卒業七、八年目というのは博士論文を書き上げ、本格的に自分の研究を始める時期でもある。
その頃は、医局で自分の研究をする時間が欲しくなる時期で、病棟へ行き患者の状態を診察する時間がどうしても減ってきて、若手にまかせてしまうことになる。

そうしているうちに、数多くの臨床経験を経験する機会はなくなっていく。臨床医に必要なものは、医学的知識だけではなく、患者側の心理面まで考慮できる人が最良だから、臨床経験が少なくなってしまうと、患者が望む医者であることは難しいだろう。

-医療

執筆者:

関連記事

no image

医療安全情報などを得るためにはどうすればいいのか?

日本では一部の病院で疾病別定額払い制度が試験的に実施されています。定額払いだと、よく耳にする薬漬け医療や不必要な検査もおこなわれなくなるでしょう。これが合理的なようだったら、すべての病院でこの定額払い …

no image

既往歴の意味-あらかじめ過去の病気などを思い出しておく

久しぶりに病院に行くなら、今までの病気の歴史を復習しておくといいでしょう。初めての病院に行くと必ず質問されることがあります。最初に、どうなさいました?と聞かれます。今回、どのように具合が悪いか、という …

no image

太陽の紫外線は本当に体に悪いの?

真夏の太陽に当たると、それが基でシミや老化促進といった美容被害、健康被害をもたらします。 ひどい日焼けもするし、私たちの頭の上で、常に強烈な光と熱を発し続ける太陽。太陽を嫌う女性は多いと思います。 も …

no image

必見!専門医が利用するべき転職支援サービス

専門医の先生が、今の職場を辞めて転職を考える場合、不安に感じることがあると思います。求人誌には、全体の症例数、他の医師の状況などを知ることはできません。 使用機材の状況なども、求人誌を見るだけでは分か …

no image

大学病院の医師がアルバイトを探すときに役立つ会社

大学病院の医師は、年収が少ないようです。ですので、生活費を稼ぐために、アルバイトをしている先生も多いといいます。 もしも大学病院に勤められていて、アルバイト勤務もしたいと思っているのであれば、医師アル …