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心理学

利害関係がなくなると感情が向かない

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相手はその素っ気ない態度に困惑して、いたく心が傷つく。まるで自分が悪かった。もしここで、あのときどうして頼んだのか、誘ったのかと言えば、また泥仕合になる。そんなこと覚えていてあれこれ言うやつはうるさい、ということにされてしまう。まごまごしていると、何か自分のほうが間違っていて、S君のほうが正しいというような気にまでさせられてしまう。

彼は「そんなこと言ったかよ」という素振りをする。相手にしてみると、どうして、あのときあんなに言っていたのに変だなあという感じになる。一体何なのだという顔をして、その本を手にとって見ようともしない。もはやそのときになって関心がなくなり、利害関係がなくなると、感情が向かない。

通りすがりの友達に、「君、何をS君に怒られてたの」などと言われてしまう。そして、みんな内心は「あんな人が上役にでもなったら、部下はいっどんなにひどい目に遇うだろうか」と思う。こんなふうにしてS君は、傷つけられた身近な人々から嫌われ、浮き上がった存在になっている。

遠くから彼に憧れるファンもいる

遠くから彼に憧れるファンもいる。少し距離のある人々には、彼の細かい心理学的なメカニズムがわからないからだ。しかも、S君の傍若無人な態度は一見、「坊っちゃん」ふうだ。坊っちゃんのあの相手の気持ちなど無視して、自分が好き放題にする自由奔放さが、かえってみんなに痛快さを与える。S君にもそれと似たところがある。だから、言えないことを平気で激しく主張する。

幸か不幸か彼は腕力が強く、野球も上手で、成績もいい。自分に利益になると思うときは人の心を魅きつけるのも巧みだし、人と調子よくつき合う。そのためにその人には人気がある。

普通の人だったら、ここで、自分が前にこういうふうに言ったことと矛盾しているからちょっと言えないなとか、このことをいまはっきり言えば相手が傷つくだろうとか、相手に気の毒だとか、周りに対するいろいろな配慮、気持ちの流れなどを思っているうちに、強い自己主張はなかなかできなくなってしまうだろう。

-心理学

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