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ファッション

レッドカーペットのファッションを批評していたキャスターや専門家

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二〇〇二年度グラミー賞授賞式の翌朝、CNNはCNNグラミー・ガーブ(衣装)、当たりとハズレと題したコーナーを設けた。そこでは、モーニング・ショーのキャスターとふたりのファッション専門家が、レッド・カーペットの上の装いを批評していた。ニュース・キャスターたるもの、ウィットに富んだジョークのひとつも飛ばせないようでは情けないというこのご時世。授賞式の類があった翌日に気軽に持ち出せる話題といえば、ファッションと相場が決まっているのだ。

個人攻撃をしてあざ笑ったりする趣向は、まあ面白いといえば面白いのかもしれないが、特に建設的なものではない。残酷なことを気軽にやってのけるのが現在の風潮である。ジェニファー・ロペスがヴェルサーチの服で現れた時のょうにセンセーショナルな話題があったなら、こんな取り上げ方もありかもしれない。だが、その年のレッド・カーペットはわりとおとなしいもので、アフガニスタンでの戦争やイスラエルでの自爆テロといったニュースと同じ土俵で扱われているのは何とも奇妙な感じがした。

独特の可愛らしいやり方で

ビョークは、独特の可愛らしいやり方で、アカデミー賞授賞者の衣装がいつも代わり映えしないことを皮肉っていたのに、それを理解できない見物人はかりだったのは悲しい。冒険を承知で個性を出そうとする姿勢を噛笑する社会とは、どんな社会なのだろう?大抵の場合、餌食となるのは高いお金を払ってスタイリストのセンスに従う連中ではなく、自分のセンスを信じて行動するごく少数の革新派だそう。二〇〇一年度アカデミー賞授賞式であの白鳥のドレスを着たビョークのような。

ジェニファー・ロペスがグラミー賞授賞式で着たあの緑色のドレスは、ひとえにヴェルサーチの作品だったから許されたのだ。ファッションに関しては、大胆にはみ出すよりも退屈でもみんなと同じほうが好まれる時代なのである。
この業界の人間はあまりに鈍感すぎて全く気づいていないようだったし、メディアと大衆も一般的に美しいと思われているものに慣れ切っているため、それ以外のものにはすぐ拒絶反応を示してしまうのだ。

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