医療

咽頭がんの原因や手術 術後声は出せるの?

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肺がん以上にタバコが深く関係しているがんにのどのがんがあることは、意外と知られていない。進行がんや再発がんでは、のど仏の骨に囲まれた喉頭を切除しなければならない。

タバコが肺がんの原因となることはよく知られているが、実は、のどのがんのほうが、タバコの影響を受けているのだ。

喉のがんは、タバコやアルコールなどの長期間にわたる毎日の生活習慣が、がん発生の大きな要因である。

同じのどでも喉と咽では大違いである。放射線治療を行ったが再発し、喉頭全摘が必要となることもある。がんが発生した患者さんは、次に別のどこに発生しても決して不思議ではない。

治療のポイントは、喉頭を残せるかどうかである。のどのがんと言っても医学的には喉(のど)と、咽(のど)は異なる。

声帯は、血流やリンパ流が非常に乏しく、最もがんが発生しにくい部位である。そこに発生するがんの経過も大きな違いがある。

のどを取るのは怖い。しかし、大変上手に声を出す患者さんに接すると、このくらい会話ができるなら喉を取ってもいいか、と気持ちが変わるようである。

喉頭は声帯を中心とした呼吸器系の一部

喉頭は声帯を中心とした呼吸器系の一部で、発声するための空気の流れを喉頭が調節している。

喉頭にがんができれば、声がかすれ、比較的早期に発見される。のどのがんは、発見されやすい部位と、発見されにくい部位がある。

喉頭を切除しても、腹部に力を入れ、胃と食道の空気を逆流させて発声する方法が訓練によっては可能となる。

喉頭を切除すると、発声は困難となり、会話ができなくなるが、食道発声法を覚えれば、発声できるようになる。

食道発声法により、努力次第では会話ができることを説明すると、手術に同意する。しかし、断固として手術を拒否する患者さんもいる。

喉頭を摘出した人々が集まって、発声を訓練する患者さん同士の会などもある。

術後、声のリハビリテーションに努力して、ほとんど問題なく日常生活の会話を行っている人も多い。

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