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インフルエンザはなぜ毎年冬に蔓延するのか

投稿日:2018年8月10日 更新日:

インフルエンザウイルスを拡大させる条件として、温度があげられます。湿度の度合いにより、インフルエンザにかかりやすくなることがあります。

乾燥は防御機構を破綻させる環境を作り出す可能性があります。粘膜上の粘液の中には、広範囲に効く抗体、ウイルス感染を抑える抗菌ペプチドやなどが多く含まれていますがこういった防御機構を、乾燥が原因で破綻させてしまいます。

のどの上皮細胞はウイルスに感染しやすくなることが予想されます。冬場は冷たい外気にさらされているからです。低い湿度による乾燥により人の上気道粘膜が感染しやすくなります。

ほかの捕乳動物や鳥のインフルエンザウイルスと比較して、ヒトのインフルエンザウイルスは、増殖に適した温度が低く約33度前後といわれています。

乾燥した環境ではせきやくしゃみの水滴から発生するエアロゾルが最も感染を拡大させるウイルスの運び屋であると考えられています。そのエアロゾルが発生しやすい季節が冬季ということになります。

鼻やのどの表面の上皮の温度は、体温の36度よりやや低くなります。上皮の温度が増殖にちょうどよい温度である33度くらいになりがちです。外気と接するため乾燥しているためです。

冬季になると日照時間が短くなる

また、冬季になると、日照時間が短くなり冬至にピークを迎えます。日照時間の短さが、インフルエンザウイルスを拡大させる条件として考えられます。

日にあたる時間が減ることで、インフルエンザにかかりやすくなります。体内でビタミンDが作られなくなるからです。

皮膚に照射された紫外線により活性化されたビタミンDによって導かれ、ウイルスに対して抗ウイルス作用を示すものがあります。

人の体の中では紫外線が皮膚にあたることにより作られるビタミンDがありますが、日照時間が短くなると、皮膚にあたる太陽光線の量が減り、ビタミンDが減ります。

日光にあたると、細菌性の病気である結核に対して、回復するという事実が、昔から報告されていますが、日光浴にはこういった力があります。

インフルエンザの流行には、冬独特の乾燥と、日照時間の少なさという条件が揃っているので、冬にインフルエンザの感染を拡大させていくのです。

-医療

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