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抗インフルエンザ薬 ノイラミニダーゼ阻害薬 作用機序

投稿日:2018年8月14日 更新日:

現在使われている抗インフルエンザ薬の多くは、ノイラミ二ダーゼ(NA)の阻害薬として働くものです。ウイルス表面のタンパク質のーつです。

抗インフルエンザ薬は、体内でのウイルス増殖を抑えることによって治療効果を発揮します。インフルエンザウイルスが私たちの体に感染して増殖する過程の一部を阻害します。

インフルエンザウイルスに感染して症状が出てしまった後に有効なのは、治療薬である抗インフルエンザ薬になります。タミフルやリレンザなどが有名ですね。

インフルエンザウイルスの感染をワクチンがコントロールする重要な方法であることは疑う余地がありませんが、治療薬である抗インフルエンザ薬は、発症後に力を発揮します。

ノイラミニダーゼは、感染細胞から放出されるときに働きます。ウイルスの増殖の過程で複製された子孫ウイルスが感染細胞から放出されるときです。

ノイラミ二ダーゼは、その働きにより子孫ウイルスが無事に宿主細胞から放出されます。シアル酸の結合を切断するタンパク質と、子孫ウイルスのヘマグルチ二ンとをもとに構成されている酵素です。

ヘマグルチ二ンは感染の開始に関わる

ヘマグルチ二ン(HA)は、感染の開始に関わります。ウイルス表面のタンパク質のーつであり、宿主の細胞表面にあるウイルスの受容体であるシアル酸に結合します。

ただ、宿主細胞に結合するという性質が、逆に邪魔になります。子孫ウイルスとして細胞から放出されるときです。

うまく放出されずに、細胞の表面のウイルス粒子がつくられたシアル酸と結合してしまい、細胞表面に蓄積してしまうのです。

そこで働くのがノイラミニダーゼです。ノイラミニダーゼは、同じくウイルス表面に存在します。

ノイラミニダーゼ阻害薬には、近年開発されたラピアクタ、イナビル、従来使われてきたタミフル、リレンザなどがあります。

ノイラミニダーゼ阻害薬は、ウイルスの増殖を抑えます。過程を阻害することにより増殖を抑えます。

-医療

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